キャッチーな見た目に惹かれがちなラグジュアリーブランドの最新コレクションだが、クラシックなアイテムの着心地や触り心地にこそ、その真骨頂が表れているはず。じっくり丁寧に、極上の生地や作りを味わってみた。
BOTTEGA VENETA
武骨に見えがちなヘリンボーン地をエレガントに仕上げた。メタルプレートは取り外し可能。シャツブルゾン¥193,600/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
仲田 祥さん / 会社員
張りのあるヘリンボーン生地に構築的なシルエット。細部まで全部ハイクオリティ。
古明地拓朗さん / レショップ マネージャー
珍しいカラーキーパーに、位置の高い胸ポケット、絞られたウエスト…すべてのディテールがひねくれていて面白い。ブラックのウールシャツ一枚で、ここまでモードな雰囲気に仕上がっていることに驚き。やりすぎて見えないところに、デザインの技量を感じる。
佐久間慎太郎さん / 会社員
均一に織られた生地が、逆三角形のシルエットと相まって美しい。大きく落ちる太い肩に対して、細い身幅というメリハリもいい。
大溝 大さん / 会社員
多数所有しているボッテガ・ヴェネタ。これも肉厚なウール生地とシャープに見える後ろ姿に惚れた。
渡辺賢史さん / 会社員
ハイブランドのウェアはとがった雰囲気になりがちだが、これは上質なヘリンボーンの生地でクラシックな印象。クリーンながら力強いデザインにも好感がもてる。大好きなダニエル・リーの世界観が存分に発揮されているデザインなので、自己投資という意味も込めて手に入れたくなった。
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Photos:Reiko Toyama
Stylist:Toshihiro Oku
Text:Takako Nagai