2021.09.30
最終更新日:2024.03.07

パタゴニアのフリースと、ナナミカのコート【8人が選ぶこれまでのアメカジ、これからのアメカジ#01】

過去のアメカジブームを経験してきた大人たち。その原体験は今のスタイルにも大きな影響を与えているが、当時と今では、モノ選びの基準はちょっと違う? ドンズバ世代の8人に、アメカジのこれまでとこれからの付き合い方を聞いた。

デーヴィッド・マークスさん
(ファッション・ジャーナリスト)

“機能性とスタイルを
いかに両立させるかが鍵”



高校生の頃、クリスマスプレゼントとして両親からもらったパタゴニアのフリース。兄が着ていたのを見て憧れていたんですよね。これを着てよくノースカロライナの山を登ったことを思い出します。実家に置きっぱなしだったものを東京に持ってきたのが4年ほど前。買ったときとほとんど変わらず、今も現役で活躍しています。そういうヘビーデューティなところや機能性がアメリカの服の魅力。当時の僕にとってこれはただのアウトドアウェアでしたが、これをファッションとして昇華できるのが、日本のアメカジの面白いところだと思います。一方、ナナミカのコートは、それ自体が機能とファッションをとても高い次元で兼ね備えた日本的なアメカジアイテムだと思う。雨に強く風もしっかり防ぎ、大きめのシルエットにモダンな遊び心もある。クラシックなアメリカの服の魅力とスタイルが融合したコートは理想的で、欲しいです。


これまで

パタゴニアのフリースと、ナナミカのコートの画像_1
patagoniaのシンチラ スナップT(’90s)



これから

パタゴニアのフリースと、ナナミカのコートの画像_2
nanamicaのゴアテックスステンカラーコート ¥71,500/ナナミカ(ナナミカ 東京)



Photos:Yoshio Kato
Stylist:Atsuo Izumi
Text:Jun Namekata[The VOICE]

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