おしゃれに関して人一倍貪欲で、並々ならぬ商品知識を持つセレクトショップの名物プレスが今シーズンの他社コラボ&別注をオンライン品評会! 彼らがその出来の良さに思わず「やられた〜」と悔しがったアイテムとは? 第2回はアウターコラボの鉄板「バブアー」編。
選んでくれたのはこの方々!
Barbour×URBAN RESEARCH BUYERS SELECT|EXCLUSIVE BEDALE LONG
「3シーズン着られるという点と個人的には真っ白のカラーに惚れました! ピーチドコットン生地はやはり使いやすいのかなと思います」 高津戸真吾さん(ÉDIFICE プレス)
「ロングのデザインと展開色の白がとても新鮮! 冬に着る白もよさそうです。薄手の生地なので、レイヤードがいろいろ楽しめそう!」 安武俊宏さん(BEAMS プレスチーフ)
生産期間が短く90年代に廃盤になった「MARK PHILLIPS」というモデルを復刻。英国を代表する馬術家、マーク・フィリップスの名前が冠されたモデルということで長めの着丈や深いサイドベンツなど、乗馬を前提としたデザイン。不要なディテールは排除して、ポケットや袖口などのパイピングはエコレザーで、内側の大きなポケットも残してモダンにアップデート。肌ざわりが滑らかな化繊混のピーチドコットンで着心地のいい仕上がり。
Barbour×International Gallery BEAMS|Fly Fishing Jacket
「今シーズンは短丈のアウターが気になっています。このバブアーは思い描いていた着丈で、デザイン性もあってモダン。シンプルにカッコいいと思いました」河野建徳さん(SHIPS プレス)
名作「Fly Fishing Jacket」の復刻別注第2弾は、ウォッシュド加工のコットンクロスを採用して快適な着心地を実現。ボアの質感にこだわった胸のフライパッド、襟の内側に細畝のコーデュロイをあしらうなどヘリテージムードを高めるデザインはそのまま。着脱式のフード、ダブルジップのフロントやウエストのドローコードなどルックスを変えられるディテールを加え、幅広く着回せる一着に。ショート丈を生かしたレイヤードスタイルがおすすめ。
BARBOUR for ADAM ET ROPÉ|EXCLUSIVE TRANSPORT
「リバーシブル、まじか!って感じです。チェックサイドのタグ位置が個人的にちょっと気になりましたが、ワイドな身幅や着丈も今っぽくてどちらの面も使いやすそう」 安武俊宏さん(BEAMS プレスチーフ)
1900年代から2000年代まで生産されていたコーチジャケットのようなデザインの「TRANSPORT」をリバーシブルに。A面は撥水性と防風性を備えたマット2レイヤーポリエステルコットン、B面はアイコンのチェック柄と、まったく違った表情が楽しめる。ノンオイルドの機能素材という点もタウンユースにマッチして、夏の予約開始からオーダーが殺到。完売間違いなしの注目アイテム。
Barbour×MARKAWARE for EDIFICE|EXCLUSIVE BEDALE
「バブアーといえばオイルドコットンは外せないと感じる世代ですが、いろいろな点でハードルが高い。このビデイルは防水性を備えたオイルドコットン風の素材で、本格感がありつつ、保管もしやすい。個人的なバブアーに対しての悩みを解決してくれる一着です!」 三浦良介さん(URBAN RESEARCH マーケティングマネージャー)
サステナブルなものづくりでも注目されるデザイナー石川俊介のマーカウェアとのトリプルコラボ。永久定番「BEDALE」のディテールやルックスはそのまま、リラックスしたマーカウェアのサイズバランスに調整して、オーガニックコットンを100%使用した特別な生地で別注。オイルドクロスに見える生地は、堅牢度と色落ちに強い染料で糸から染め、限界を超えた高密度で織り上げることで耐水性を持たせた。一生物として愛用できる名品に。
Barbour×BEAMS F|BEDALE-F
「久々に、トラッドなチェック柄のジャケットが着たいなと思っていたので、目に留まりました。英国老舗のマラリウス社のウール素材とは…このリッチさ、さすがです。タイドアップはしないと思いますが、革靴は気分なので合わせたいです!」 工藤 健さん(ADAM ET ROPÉ プレス)
バブアーを代表するロングセラー「BEDALE CLASSIC FIT」をベースに、着丈を長めにアレンジ。英国の老舗生地メーカーならではのクラシックなハウンドトゥース柄で別注した。肌ざわりのいい上質なウール生地は最高に着やすく、袖口の内側にリブをあしらうなどさりげない機能にも感動する。カジュアルからスーツまで、これを羽織るだけで着こなしがシックにアップグレードできる主役の一着。
大人が選ぶべき「別注バブアー」
エディフィス 新宿 TEL:03-5366-5481
ジュンカスタマーセンター TEL:0120-298-133
ビームス 六本木ヒルズ TEL:03-5775-1623
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori