日差しを防ぐだけでなくコーディネートのポイントにもなり、夏に欠かせないキャップ。街行くおしゃれの達人たちはどんなブランドを愛用している? そしてどんなスタイルに合わせている? 5人の実例に学ぼう。
NEW ERA
ネイビーキャップで装いにメリハリ
吉田龍一さん(俳優・アートディレクター)
「いつもは黒のモノトーンでまとめがち。ただ黒もいいかげん飽きてきて」と話す吉田さん。ベージュのスラックスやグレーのレタードTシャツなど日差しに映える淡い色合いを、ネイビーのニューエラのキャップや黒の小物と合わせてスタイリングを引きしめた。
KIJIMA TAKAYUKI×スタイリスト私物
着こなしで涼しくみせる夏の「黒」
吉良聡史さん(会社員)
「夏でも重くない黒がテーマです」というコーディネートは軽さを出すためにエンノイの膝上ショートパンツを選んだ。シャツのボタンはすべて留めきっちりと。足元はクラークス、キャップはキジマ タカユキ×スタイリスト私物。
USGI(アメリカ軍支給品)
青でまとめて統一感を演出
柴崎智典さん(ビームス メンズチーフバイヤー)
「アメカジベースですが、スポーティ&ミリタリーの要素もあり、ビームスらしいスタイル。USGI(アメリカ軍支給品)のキャップに、SSZのデニムショーツ、足元まで、ネイビー~ブルーのグラデーションで」
CITY LIGHTS BOOKSTORE
淡いカラーで涼しげに
増井岳人さん(彫刻家)
「夏になると無性に淡いイエローを着たくなります。サンフランシスコのシティライツブックストアのグッズはキャップ以外にも小物やTシャツなどたくさん集めています」
Hender Scheme
小物使いで“脱普通”
岡村賢志郎さん(美容師)
ギュパールのサングラスにエンダースキーマのキャップ、さらにはソニーのヘッドフォンと顔まわりのアイテムが多いにもかかわらず、ごちゃついた印象はない。膝丈ショーツで軽さを出し、白ソックスとクラークスのワラビーの合わせ方もうまい。
Photos:Masanori Akao[white STOUT] (Still) Mitsuo Kijima Teppei Hoshida