ジル サンダーとビルケンシュトックとのコラボサンダルが8月4日から日本発売。定番モデルのサンダルデザインは大きく変化させず、ディテールと付属品をモードに格上げ。微細な仕様変更にセンスを感じさせる大人サンダルだ。
これぞ、大人がはくべき黒サンダル!
パリコレブランドの「Jil Sander(ジル サンダー)」が、ルサンダルの代名詞的存在であるドイツ生まれの「Birkenstock(ビルケンシュトック)」とモードなコラボ。
海外では7月初旬より先行リリースされていた話題のコラボサンダルが、遂に日本上陸。8月4日から「ジル サンダー」ブティック(一部店舗を除く)と伊勢丹新宿店メンズ館3階のポップアップストアで発売される。
注目のラインナップはユニセックスの4モデル。
オーセンティックな「ARIZONA(アリゾナ)」「MILANO(ミラノ)」「BERLIN(ベルリン)」に加え、本コラボオリジナルとなる「VELAN(ベラン)」が加わった。クリア、グラフィック、クリーム、オリーブ、ブラックのカラバリだが、大人男子には、文句なしにブラックを推したい。
再解釈された既存の3モデル「アリゾナ」「ミラノ」「ベルリン」は、フォルムが細かく仕様変更されている。
幅広で高さのある輪郭と、従来よりも丸みを帯びた大きめのアウトソールに特徴的だが、既製品の「ビルケンシュトック」と比較してもかなり控えめなインパクトだろう。
視認できるデザインに関しても玄人目線。バックルはサテンニッケル製で薄くなり、カーフスキンとスウェードの断ち切り素材がラフで繊細な感覚を付与している。
ダブルネームロゴを見ずにコラボか否かの鑑定が難しい3モデルとは一線を画し、新モデルの「ベラン」はこのコレクションのためにデザインされた新モデル。
クローズドトゥサンダルの「ベルリン」を刷新したモードな一足には、柔らかなナッパレザーのアンクルストラップが付随する。使い道はユーザー次第だ。
ちなみに、本コラボは「Jil Sander+(ジル サンダー+)」での取り扱い。“自然との共存”をコンセプトに掲げて2019年秋冬に始動したコレクションだ。
「ジル サンダー」と「ジル サンダー+」のクリエイティブ・ディレクターを務めるルーシー&ルーク・メイヤー夫妻は、もとより「ビルケンシュトック」の愛用者だった。
「ビルケンシュトックの製品は、履き心地が良いだけでなく、気持ちが安らぐのです。カナダの荒野でキャンプをした時や、スイスアルプスの山小屋の、暖炉の側でくつろいでいたときなど、日常を離れた場所でも履いていました。ビルケンシュトックとのコラボレーションに踏み切る決め手となったのは、同ブランドの品質と実直な姿勢です」と、ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻。
2021年夏、サンダルの買い物締めはこれで決まりだ。
2021年夏、大人サンダルをもっと知りたい!