外部デザイナーを起用する「モンクレール ジーニアス」の最新作は、5度目となる藤原ヒロシとのコラボ。7月8日に発売されるラインナップはラグジュアリーなダウンが豊作だ。山下智久を起用したプロモーションムービーも必見!
プレミアムダウンの最高峰として名高い「MONCLER(モンクレール)」が誇る外部デザイナー招聘プロジェクト、「MONCLER GENIUS(モンクレール ジーニアス)」の最新作が公開された。注目のタッグ相手は、ストリートファッションのリビングレジェンドである藤原ヒロシだ。
一部の国内実店舗とセレクトショップ、公式オンラインサイトで7月8日に発売決定。季節はまだまだ夏真っ盛りだが、真冬をイメージして駆け込むべし。
数字の「7」は、招聘した初期メンバーの8人のうち7人目のデザイナーの意。日本人では他に「ノワール ケイ ニノミヤ」を手掛ける二宮啓(6)がいた。クレイグ・グリーン(5)やジョナサン・アンダーソン(1)ら、世界の実力派デザイナーと肩を並べるステイタスといえるだろう。
背面に「Moncler Frgmt」のネームが刻まれたモデル名は「ALASIA(アラシア)」。ソリッドカラーかつリバーシブル仕様のブルゾンタイプで使い勝手もよさそう。
これは2021-22年秋冬の「7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ」のスローガンで、上下どちらからでも“WOM”を視認することができるデザイン。
地球を印象的なデザインモチーフに据え100%リサイクルナイロンラケを使用した「HANTIUM(ハンティウム)」は、藤原ヒロシ着用モデルとして秒殺予想。しかも、ネイビーはオンライン限定色とのこと。
軸となるダウン以外にも、ボンバージャケットやワークジャケット、ストリートテイストなジャージートップスやニット、バミューダショーツ、トラウザーなど、秋冬の端境期から極寒の冬を乗り切るためのフルラインナップが揃う。
ヴィンテージラベルから考案された新ロゴやセキュリティーパッチから垣間見える意匠こそ、藤原ヒロシの真骨頂。大胆かつ控えめにアイテムを特徴づけている。
また、今秋冬はサステナビリティにも注力。その筆頭として、オーガニックコットンギャバジンとリサイクルリップストップナイロンを使用したキルティングジャケットの「ACHIRD(アチャ―ド)」が挙げられる。
もちろん、本稿で紹介したすべてのモデルにおいて、「モンクレール」で世界的な信頼がある防寒性は揺るがない。ブラックをキーカラーに据え、ストリートで映える大人男子好みのコラボコレクションなのだ。
彼を起用したショートフィルムも3シーズン連続でファンにはお馴染みだろう。今回は映像制作会社の「ODDJOB(オッドジョブ)」がディレクションを務め、1970年代後半の英国サブカルチャーに象徴的な2トーングラフィックを駆使し、モノクロームなクラブシーンを編み出した。
ウィメンズを着用した女性たちの間をすり抜ける山下智久と、藤原が制作した音源とがシンクロする90秒。ボリューミーでラグジュアリーなダウンの躍動は、ナイトライフが持つエネルギーのメタファーなのだろう。
詳細が待たれる。夏のボーナスを注ぎ込もう!
藤原ヒロシの仕事をもっと知りたい!
MONCLER GENIUS