本誌特集でもお馴染みのスタイリストが、「自分のユニフォームとして毎日でも着たい」と惚れ込んだTシャツを紹介。仕事柄、数多のTシャツに触れ、さまざまなタイプを着倒してきた4人の究極の一枚とは?
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文化系スタイリストのユニフォームT
片貝 俊 × ユニクロ ユー
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価格とデザインはもちろん、安定した供給もありがたい
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「3万円のTシャツを3枚とか、夏になると白Tをストック買いするんですが、どうせ汚れて来年は着られないんだと気づいてしまい(笑)、コスパ重視に。ユニクロ ユーの『オーバーサイズクルーネックT』はシルエットが今っぽいし、硬めなのも最高。毎シーズン10枚くらい買ってて、このあとも買いに行こうかなと思ってます。どこでも買えて、一気に買える、僕のユニフォームTの条件を完璧に満たしてます」。¥1,500/ユニクロ ユー(ユニクロ)
松川 総 × フルーツ オブ ザ ルーム
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ボディ屋の中でもトップランクの着心地。豊富な色も決め手です
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「フルーツのボディは古着屋に勤めていたときから好きだったんですが、アメリカのスーパーマーケットで何気なくパックTを手に取ったのがヘビロテのきっかけ。柔らかいのにめちゃくちゃタフ。ガシガシ洗ってもなぜか柔らかい(笑)。いわゆるボディ屋のTシャツの中でもトップランクの着心地です。こんな時代だし、手を伸ばしやすい価格だから攻めた色に挑戦できるのもうれしい」。(2枚セット)¥2,090/フルーツ オブ ザ ルーム(FTLジャパン)
豊島 猛 × カルクルー
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ボディメーカーらしからぬ繊細なボーダーに惹かれました
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「去年出会ったカルクルーのボーダーTシャツ。あまりのよさに今季も色違いを購入しました。ボディ系のブランドには珍しい細ピッチのボーダーで、ネックまでボーダーになっているデザインが秀逸。洗い込むと劣化するのではなく身体に段々馴染んでくるので愛着が湧きますね。1968年創業の老舗でアメリカ生産を貫くブランドながら、そこまでメジャーではないところもポイントです」。¥6,050/カルクルー(スティーブン アラン トーキョー)
飯垣祥大 × バトナー
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やや肉厚でキレイなブルー。ようやくたどり着いたウールT
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「メリノウールのTシャツは涼しくて、乾きやすくて、シワになりにくいので、夏のマイ定番。コットンよりも大人っぽくキレイに見えるので自分のスタイルにしっくりきます。いろいろと試したんですが、最近はバトナーのコレばかり。ファクトリーブランドなので品質は間違いないし、日本製なのに値段もこなれている。ウールTにはあまりないキレイなブルー、若干肉厚な感じ、今っぽく大きくしていない普通なシルエットも魅力」。¥15,400/バトナー