パックに入っているため手軽に試着ができないTシャツからパンツまで。気になるアイテムを実際に開封して、シルエットや着心地を徹底レビュー。
JOHN SMEDLEYのTシャツ
ニットの下に着ることを想定したアンダーウェア。上質なスビンコットンを贅沢に使用し、薄手で清涼な着心地。¥10,450/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)
究極のニット用インナー。もはやストックしておきたい
川辺圭一郎さん(TOMORROWLAND PR)
「着るまでは普通のパックTシャツと変わらないのではと思っていたのですが、ニット専用という触れ込みは伊達ではありませんでした。滑らかな生地がとても気持ちいい。上にジョン スメドレーのハイゲージニットを着てもひびかないベストな厚み。ネックの詰まりも絶妙で、ニットポロのトップボタンを外したときにいい感じに顔を出します。洗濯を繰り返しても魅力が維持されるかが気になるところ」
Goldwinのインスピレーションロングタイツ
一般医療機器にもなっている高機能コンプレッションタイツ。効果的な締めつけを行う段階着圧設計で血行を促進し、むくみを軽減。¥13,200/ゴールドウイン(ゴールドウイン 丸の内)
機能もデザインも大満足! これなしではもう走れない
秋山貴紀さん(スタイリスト)
「ランニングが趣味ということもあり、今回はこのコンプレッションタイツをはいて実際に10㎞走ってみました。初めは強く締めつけられる感じがあったのですが、だんだん慣れてきて走り終わるといつもより脚が軽い! 筋肉を固定し無駄な振動をなくすとともに、適切な着圧設計が血行を促進させてくれるみたいですね。薄いけど透けている感じはなく、ミニマルでストイックなデザインも好みです」
VIBTEXのスウェットシャツ
素材に抗ウイルス加工を施したスウェット。旧式の編み機を使うことで、柔らかな着心地を実現した。サイドシームにポケットがついている。¥10,890/ビブテックス(ヤギ)
抗ウイルスと春の着こなし、どちらにも応えてくれる
忽那洋平さん(TEAM UOMO)
「最近はウイルスへの意識が強くなって、その手のアイテムをチェックしていましたが、まさかスウェットまであるとは…。ネックまわりはコンパクトですが、程よく肩が落ちていて着やすいデザインに。袖口と裾のリブは広めでした。アウターをはおることを考えれば肉厚すぎないのは好都合。袖のロゴの主張が強すぎる気もしますが、ウイルスに気をつけているアピールとして有効かもしれません(笑)」
MXPのスウェットパンツ
しなやかなパイル素材で、裏面は消臭効果のあるマキシフレッシュ®を採用している。¥15,400/MXP(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター)
こんなに気持ちいいなんて、はかなきゃわかりません
児玉孝志さん(BEAUTY&YOUTH PR)
「スウェットパンツのパックがあるとは驚きでした。はいてみると生地の厚さからは想像できないほどの暖かさ。そして、柔らかなパイル地がやみつきになります。右ポケットには隠しファスナーがついているので、鍵をしまうのに便利。伸縮性が高く、強めのテーパードがかかっているため下半身のラインが出やすく、脚が少し太く見えてしまうのが気になりました。ただ、この気持ちよさはクセになりそうです」
Hender Schemeのセーフソックス(滑り止め付き)
コンドームをモチーフにしたパッケージがユニーク。甲と爪先の滑り止めで安定のはき心地。¥3,080/エンダー スキーマ(スキマ 恵比寿)
品のよさを感じる生地はレザーサンダルで生きそう
安武俊宏さん(BEAMS プレスチーフ)
「ソックスはその人のセンスを測る物差しだと思っているので、一家言あります(笑)。これは薄手かつ柔らかなコットンということもあり、締めつけがそこまできつくない。爪先に滑り止めがついているのは気がきいていますね。全体的に上品な佇まいなので、レザーサンダルにマッチすると思います。ブランドロゴは同色なので目立ちませんが、足裏の見えない位置に施されていたほうがさらによかった」
saby×AloreのTシャツ
’19年に再始動したアメリカのカットソーメーカーと気鋭の日本ブランドがコラボ。ボックスシルエットかつワイドネックになっている。2枚入り。¥9,900/サバイ×アローレ(HEMT PR)
大人のためのパックT、今選ぶならこれかも!
水澗 航さん(ENKEL/STUDIO FABWORK 主宰)
「アメリカブランドのパックTシャツはいろいろと着てきましたが、それらと比べても柔らかく着心地がよかったです。適度に張りがあり、透け具合も気にならない。現代的にアップデートされたワイドシルエットで、インナーのみならず一枚使いの可能性も感じました。洗うとなおとろみが出そうですが、同時に耐久性がちょっと心配…。ワイドネックとのことですが、もっとゆるくてもいいかも」
Photos:Katsunori Suzuki Mitsuo Kijima Yuta Kono
Stylist:Masanori Takahashi
Text:Ryo Kikuchi