2021.03.05
最終更新日:2024.03.07

【MY STANDARD 100】全身黒で着るフレンチの名品。「アニエスべー」のカーディガンプレッション

コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。スタイリストの井田正明さんはクローゼットを整理して、哲学のあるデザイナーの服がやっぱり好きだと再確認。

【MY STANDARD 100】全身黒の画像_1

【MY STANDARD 100 #99】 井田正明さん(スタイリスト/34歳) アニエスベーのカーディガンプレッション



ただベーシックなだけでなく 華やかさもあるほかにないデザイン

コロナ禍が1年以上続き、以前にも増して、サステナブルやエシカルが声高に謳われるようになりました。僕個人としては、そういうことも大切ですが、価値のあるものをきちんとつくったり、消費されないデザインを生み出すことがもっと大切なんじゃないかなと考えています。



ファッションも動きやすさが重視されていますが、それだけにとらわれず、デザイナーのフィロソフィーや自分が好きだという気持ちを大切にしたいと思っています。たとえば最近、クラクト感がありながらコレクションブランドとしての存在感も持ち合わせているボーディの服を買いました。彼女のアティテュードにとても惹かれたからです。クローゼットを整理したときにも、やっぱり自分は哲学のあるデザイナーの服が好きなんだと再確認しました。





最近は毎日必ず古着を1アイテム入れる着こなしをしています。僕にとってのエシカルなアティテュードなんですが、きょうもボトムは90年代のカルバン・クラインのブラックジーンズ。エンダースキーマのレザーシューズとダマースキーナのレザーバッグをコーディネートして、黒のワントーンにまとめました。パンツはウエストをギュッと絞ってはくのが最近の気分です。









アニエスベー TEL:03-6229-5800 https://www.agnesb.co.jp/

Photos:Naoki Seo(still) 
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori

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