定番のブルーデニムに今っぽさを出すコーデ術とは? 達人の着こなしに学ぼう。
尾花大輔さん(45歳/N.ハリウッド デザイナー)
この日は数シーズン前のN.ハリウッドのカラーニットに、何と20年以上前はいていたリーバイス517。変わらず当たり前のようにはけているのがにわかに信じ難い。水泳をはじめとする日々のワークアウトの賜物だろうか。「あの頃はガンガンに腰で落としてはいてましたが、今はむしろハイウエストめ。脚のラインもきれいに見えるほうがいい。30代くらいまではもともとの自分の身体のフォルムでいけるけど、以降はそれじゃ通用しない。重力に身体が負けて、たるんでいく。ちゃんと裸になって鏡の前に立ち、自分の身体と向き合うことが40代には大切ですよ(笑)」。
中村信太郎さん(43歳/兵庫県)
「コロナの流行り始めの頃、インスタで見たスケボーに触発され、またはじめました」という言葉どおり、動きやすさを重視したコーディネート。コートは軽量なテアトラ、パーカはオーラリー、タフなワイドデニムはコモリをチョイス。
柿本陽平さん(38歳/ブルーム&ブランチ ディレクター・柿乃葉 店主)
フランネルのツイード素材のガウンコートは「これまで着てこなかった丈感が新鮮。鎌倉で新しくお店を始めたので車に乗る機会も多く、重宝しています」。コモリのワイドデニムでコートに負けないシックな印象に仕上げた。
猪野正哉さん(45歳/アウトドアプランナー・焚き火マイスター)
肩書きにふさわしい、年季の入ったソレルのサイドゴアブーツを履く猪野さん。「防水レザーはタフで見た目もすっきりしているので、雨の日も普段使いにも向いています」。ジーンズとも好相性。
小坂憲太郎さん(37歳/アパレル)
上級者向けなビッグシルエットのリーのオーバーオールを見事に着こなした。「カルのゆったりとしたジャケットをはおり、ワントーンにすることで幼く見えないようにしました」。
Text:Sayako Ono Masato Nachi