コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。会社員の福本真士さんは自分の生活を快適にしてくれる、本当の意味でのMY STANDARDを見つけている。
【MY STANDARD 100 #89】 福本真士さん(会社員/35歳) ストックナンバーの3ホールモカシンブーツ
3ホールモカシンブーツ¥35,000/ストックナンバー
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はきここちがよくて上品な大人顔。 メイド・イン・ジャパンの優秀モカシン
洋服であれば、着心地がよく使いまわしができるもの。生活雑貨であれば、生活が便利になるもの。食事も惰性で選ぶのではなく、食べたいものを食べて、行きたいお店にいくようになりました。コロナ禍が本当の意味でのMY STANDARDを見つけるきっかけになって、無駄なものは買わなくなりました。
身のまわりの小さな変化としては、プラスチック袋の有料化があり単純にエコバッグを持つことが増えたり、バックパックだったのをキャンバスのトートバッグなど通気性のいいものに替えたり。靴に関してはとにかくスッとはけるモノが活躍しています。ワラビーシューズのようなONでもOFFでも通用するモノはさらに出番が多い。
クラークスのワラビー以上に活躍しているのが、浅草の職人さんの手仕事でつくられるストックナンバーの3ホールモカシンブーツ。スニーカーのような履き心地とは裏腹に、全体のスタイリングを大人にまとめてくれる上品な顔が気に入っています。
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在宅勤務などが多くなって外出が減り、近所へちょっと出かけることが多くなりました。部屋でも外でも楽に着られて、ファッションとして成立するコーディネートを意識しています。上下ともにスウェットのようなスタイルも増えましたが、ストックナンバーを履けばカジュアルに振れすぎずまとまります。
スウェットスタイルを品よくまとめるのに重宝しているもうひとつのアイテムが、ウティのコート。サッと羽織るだけでスタイリッシュに見える品のよさ。スウェットそのものも厳選しています。フーディはオーラリー×レショップの上質なもの、スウェットパンツはエシンタ バイ チャオパニックティピーのミリタリー調パッチワーク入りで部屋着感を払拭。
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ストックナンバーは福岡発の日本のシューズブランド。ありそうでないグレージュの色みも今期らしく、気に入っています。
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※撮影した商品は福本さん着用の素材違いでグレーのスエードアッパー。
おしゃれなMY STANDARDなコート
ストックナンバー https://stocknumber.jp
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori