コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。TEAM UOMOの野口聖純さんはライフスタイルに合わせて服装が変化しても、変わらずはける名作定番シューズに感服。
【MY STANDARD 100 #77】 野口聖純さん(TEAM UOMO/36歳) ジェイエムウエストンの”ゴルフ #641”
服装のテイストが変わっても使えて 品格を添えてくれる“ゴルフ”の実力
外食しなくなってテイクアウトが日常になり、家族と一緒にいる時間が増えて、移動手段も車がメインに。ライフスタイル全般で本当に必要なコトと必要でないコト、我慢できるモノと我慢できないモノが明確になりました。ひとりでもできるゴルフの練習にいくことが多くなり、ゴルフの腕が上がったのはコロナ禍のおかげというべきか…。
感動や新たな発見はやっぱり実体験でないと、ということは変わらずです。例えば洋服。オンラインでの購入も増えましたが、やはり手に取り試着してみてナンボだと思ったし、新しい服は着て、どこかに出かけることでやっぱり満足するんだなと思ったり。だから新しい服を買った日は自分の部屋にこもってコーディネートを考え、どこへ行くか妄想していました。
そして服のテイストが変わっても使えるアイテムを精査したときに、ジェイエムウエストンの超名作“ゴルフ #641”がまっさきに思い浮かびました。4年前に青山店で非常に細かく足のサイズを計測してもらって、ジャストサイズで購入。コモリのコートにデニム、セリーヌのフーディのようなカジュアルなコーディネートにもマッチして、しかも品が出せます。
これから数年後、どんな時代になり、どのようなテイストの服を着ているかは分かりません。ただやがてこの靴が自分の足の形になり、スニーカー感覚で毎日はいているのではないかということは予想できます。コロナを機に改めて実感したMY STANDARDです。
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori