コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。デザイナーの佐藤リッキーさんは、ネガティブなコロナグッズをファッションに昇華することで気持ちを前向きに。
【MY STANDARD 100 #75】 佐藤リッキーさん(デザイナー/You Tuber/45歳) リッキーのハンドジェルネックホルダー
ハンドジェルネックホルダー¥4,500/リッキー(リッキー オフィシャル イーシー)
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このネックホルダーを使えば 消毒ジェルをネックレスにして持ち歩ける
変わったことは特にありませんが、いかに自分自身は変わらず、社会の変要に対応していくかを考えています。以前にも増して、受け入れる力がついたことは変化というより成長でしょうか。自分のまわりの何が変わっても、自分は変わらないと思っています。
生活の中でマスクが必須になったことは、興味深いです。人が外出するときに服を着る。靴をはく。それと同じように必ずマスクをつける。これは、人の歴史の中でも稀に見る大きな変化です。服も靴も最初は寒さをしのぐ、怪我を防ぐなどの道具であったものが、ファッションに昇華しました。マスクはこの変化の途中で、まだまだネガティブなイメージですが、今後どのように変化していくのかが楽しみです。
僕がつけているネックホルダーは、外出時に消毒ハンドジェルをアクセサリーとして持ち運べるプロダクトです。ネガティブにとらえがちなコロナ対策グッズをファッションアイテムにすることで、少し前向きな気持ちになれるようなアプローチをしました。コロナ禍でこれまでにないカテゴリーのアイテムやデザインを生み出すことは、デザイナーとしては貴重な体験です。
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ナチュラルと黒を2つそろえて、その日の服に合わせて使い分けています。 エルメスのコートにユニクロUのニット、ラングラーのランチャードレスジーンズを合わせたベージュ~ブラウン系コーディネートにはアクセントとなるブラック。
カフェなどで食事するときにもさっと消毒できてスマートです。ネックレスになっているから、わざわざどこかから取り出したりせずすぐに使えるのが魅力。
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ナチュラルには、イソップのハンドジェルを入れています。ちょうど入るようなサイズでつくったので、透明ボトルとはまた違った趣があって気分が変わります。
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時代の変化をおしゃれに楽しむ大人へ
リッキー オフィシャル イーシー https://rikki.official.ec
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori