コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。スタイリストの庄 将司さんは、長く愛せる洋服を大事にしていきたいと改めて思った。
【MY STANDARD 100 #67】 コム デ ギャルソン・シャツのイージーパンツ 庄 将司さん(スタイリスト/27歳)
コットンドリルイージーパンツ(左)¥63,000・(右)¥49,000/コム デ ギャルソン・シャツ(コム デ ギャルソン)
<
>
フランス製で多様なTPOに使える 価格以上の価値を備えたイージーパンツ
モノの消費のあり方についてが、変わったかもしれません。具体的には、今までなら捨ててしまっていたものをリセールに出すようになり、モノの消費を段階的に考えるようになりました。形を変えながらも長く消費されていく循環型サイクルに対して、自分も何かできればなと思いました。
ファッションへの考え方は変わらず、自分の嗜好が強く出るようになりました。もともとオーセンティックなモノが好きなので、改めて時代に合ったベーシックは何かなと考えたり。仕事ではスタンダードをベースにしたスタイリングに、ビジュアルでどれだけファンタジー要素を入れていくか? そんなことばかり考えています。
洋服は長く愛用できるモノを大事にしていきたいと感じています。家でも外でもラクなのにカッコいい、コム デ ギャルソン・シャツのイージーパンツを愛用しています。最近ではステューシー×CDGのパンツも買いましたが、こちらは4年前に買ったモノ。ウエストがゴム&ドローコードでノーストレスのはき心地ですが、生地にハリがあるのできれいめに見えるのはさすが。
<
>
自宅ではディセンダントのアーチロゴスウェットに合わせてリラックス感MAXのコーディネート。最近はカレッジっぽいアイテムが気分だったり、フーディよりもクルーネックのスウェットが気になったり。スリッパはカラフルなオーガニックコットンでおなじみのヒポポタマス。自宅でも心地よく過ごすためにスリッパなど家で使うモノもこだわって探しています。
4年経っても太め&テーパードのこのシルエットは古くならないところがコム デ ギャルソン・シャツのスゴイところ。何本か持っている中でも白の配色ステッチになっているこのパンツが一番好き。
<
>
ヒップには大きめのパッチポケットがついていて、これがまた便利なんです。コム デ ギャルソン・シャツの製品はフランス製で、TPOを選ばない万能さと実用性の高さが備わっています。僕にとってずっと愛せる理由がある洋服です。
<
>
おしゃれな大人の「MY STANDARD」カシミヤ
コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori