コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。アダム エ ロぺの工藤 健さんはシャツやジャケット、襟のある服で気持ちを引き締めている。
【MY STANDARD 100 #55】 工藤 健さん(アダム エ ロぺ プレス/35歳) 大和屋シャツ×アダム エ ロぺのブルーストライプシャツ
ブルーストライプシャツ¥24,000/大和屋シャツ×アダム エ ロぺ(アダム エ ロペ)
<
>
オーダーシャツ専門店への別注は 仕立てがよくて洗えるのも高ポイント
以前から食べることを大切にしています。下手なりに自分でつくったり、妻がつくってくれた食事を感謝していただいたり。小さなことですが、食べることって人をすごくポジティブにしてくれるので、とても重要だと思っていました。WITHコロナでは誰かと気軽に食事に行くことができなくなってしまいました。ましてや飲食業の人たちは今までにないほど気を使って、集中して調理をしていると思います。そんな彼らにも感謝して、より大切に食べるようになりました。
飲みに行く回数は減り、時間やお金の使い方をガラリと変えざるをえませんでしたが、自分の中で大事にしてきたことは変わりません。
もともと洋服はなんでも洗う質でしたが、洗える服がますます好きになり、選ぶ色もサックスや白が増えています。ほこりやウィルスが気になるということもありますが、気分を上げるためにも清潔感を求めるようになり…。気が緩まないようにシャツやジャケット、襟ものを選ぶようになりました。
<
>
大和屋シャツの別注シャツは仕立てがよくて、しかも家で洗える理想的なMY STANDARDアイテム。アダムエロペの30周年を記念してつくっていただいた特別なシャツということもあり、思い入れもひとしおです。スタンダードなシャツにセヤのベルベットブルゾン、モニタリーのパンツとブルー×ネイビー×ブラックのソリッドなグラデーションでモダンに合わせました。ゲーエムベーハー×アシックスのスニーカーでちょっとだけエッジィに。
リラックスした印象のシャツなので、トップボタンは開けて。アウターを脱いだときも品よく見えるように、ピンタックのワイドパンツを選んでいます。ゆったりしすぎず、でもほどよく落ちる肩や胸まわり。ボタンの間隔や襟の開き方、高さなど、僕の中ではこれ以上のシャツはありません。
<
>
大和屋シャツは銀座で創業144年を誇るオーダーシャツの専業店。その丁寧なものづくりには定評があります。シーズンを問わない細ピッチのサックスストライプ、番手の細いコットン生地で品よくこなれて見えます。袖をたくし上げたときの見え方も美しく、これから1年中ヘビロテ必至です。
<
>
おしゃれな大人の「MY STANDARD」な靴
アダム エ ロペ TEL:0120-298-133
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori