今度の試着フェスはみんなの選ぶ目がちょっと違った。あれだけ好きだったロングコートをスルー!?したり、部屋でいかに快適に過ごせるかを自然とイメージしながら試着&投票した結果、見えてきた「いちばん必要な服」とは? 前の秋冬から顔ぶれが激変したランキングを見よ!
第10位is-ness×Abu Garcia パッファージャケット
着膨れせずにスマートに着られるのが優秀
斉藤紘士さん(会社員)
たっぷり中綿が詰まったスウェーデンの総合釣り具メーカー「アブガルシア」とのコラボレーションジャケット。
ジャケット¥39,000/イズネス × アブ ガルシア(アンシングス) ニット¥45,000/アンデルセン アンデルセン(メイデンズショップ) ユーズドのジーンズ¥9,000/ダメージドーン セカンド メガネ¥42,300/オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
みんなのレビュー
児玉孝志さん(BEAUTY&YOUTH PR)
もともとフード付きのブルゾンは大好物。ビッグシルエットだけどダウンじゃなくて中綿だから、身体に適度にフィットするのがうれしい。なにより、アームや胸、内側など、いたるところにジップ付きポケットがあるので荷物の多い時代にかなり重宝する。
藤村雅史さん(アートディレクター)
釣り具メーカーだけど、どこかミリタリーのようなデザインが面白い。実際に釣りで使うかと言われれば…街用かな。
三好良さん(1LDK/SO SHOP & HOSTEL NAKAMEGURO ディレクター)
土くさくない上品なベージュの色合いと、ファッションに振り切れていないオーバーサイズ感がちょうどいい。
第9位HERILL カシミヤニットパンツ
柔らかくて、暖かくて・・・
自分がダメになりそう
福本真士さん(会社員)
ストンと落ちるストレートシルエットでルームウェアのような過度にほっこりとした雰囲気は皆無。
ニットパンツ¥90,000/ヘリル・ニットパーカ¥28,000/メキパ(ともにアンシングス) Tシャツ¥6,000/オンブレ ニーニョ(ディアゲスト) ブーツ¥25,000/ダナー
みんなのレビュー
山本雄生さん(フォトグラファー)
シルエットも素材も上品なので部屋で着るのにはもったいない。毛玉ができるかもしれないけど、撮影とか普段着としてさらっと着たい気分。
豊島猛さん(スタイリスト)
家にいる時間が長くなったので、家でこそいいものを着たくなった。下半身にカシミヤは冷えの防止にもなるし、すごくリッチな気持ちになる。いつものスウェットパンツの役回りを、これに譲りたいと思う。
オクトシヒロさん(スタイリスト)
車の運転ですぐにでもはきたい。
池田誠(UOMO 副編集長)
ニットパンツはどうしても部屋着っぽくて抵抗があったけど、これは裾リブでないストレートのシルエットがかっこいいから外ではける。ウエストのドローコードはもう少し短いほうが扱いやすいと思う。
第8位 OAMC ミリタリーパンツ 第7位VEILANCE パッファージャケット
大人のミリタリーウェアはこうあるべき
泉敦夫さん(スタイリスト)
武骨ながら柔らかな肌触りのウールで快適。
パンツ¥127,500/オーエーエムシー(エドストローム オフィス)
みんなのレビュー
小澤匡行さん(エディター)
ヘビロテできるタフな硬さがありながら、上質なウールツイル。肉厚なわりにドレープがきれいで、リアルミリタリーに忠実なシルエットなど完璧。
庄将司さん(スタイリスト)
生地に張りがあり、男らしくストンと落ちるシルエットが好き。
杉浦靖隆さん(TEAM UOMO)
デザインはミリタリーのオーバーパンツをほとんどいじっていないけど、上質な素材で上品に着られるように考えられている。裾が絞れて歩きやすいとか、膝に入るダーツのおかげで座りやすいとか、試着してミリタリーウェアの機能性にあらためて注目することができた。
第7位VEILANCE パッファージャケット
シンプル&ミニマルな傑作
水澗航さん(ENKEL/STUDIO FABWORK 主宰)
通気性に優れ蒸れにくい化繊綿「Coreloft-S™」100%を使用したジャケット。
ジャケット¥150,000/ヴェイランス(アークテリクス コールセンター) ニット¥31,000/ジョン スメドレー(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) シューズ¥24,000/イノヴェイト(デサント トウキョウ)
みんなのレビュー
田中望さん(Revolution PR)
トレンドに流されず長く着られそうなシルエットと、圧着処理など細部にまでこだわり抜いたディテールが素晴らしい。着丈が短すぎず、自転車に乗ったとき背中が出ないのがうれしい。
中野健吾(UOMO 編集部)
ヴェイランスの青みがかったグレーが好き。冬の風景との相性がいい。
泉敦夫さん(スタイリスト)
機能服としてのミニマルさ以上に、ファッション性が上がった気がする。重いアウターはもう着たくない時代にこのくらいの「ツール感」のあるアウターが欲しい。
第6位sacai×Ten C ダウンジャケット
悪目立ちしないのに着たことがないデザイン。
これこそラグジュアリーの今の形
小澤匡行さん(エディター)
ミリタリージャケットをベースにしながら素材とデザインをアップデートし、イタリアにて縫製を行う本格派、テンシーとのコラボレーションアイテム。
ダウンジャケット¥230,000/サカイ×テンシー(サカイ) ニット¥15,000/エルイー(レショップ 青山店) パンツ¥39,000/プロダクトオールモストブラック キャップ¥15,000/キジマ タカユキ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)
みんなのレビュー
秋山貴紀さん(スタイリスト)
黒だけどフェイクレイヤードで抜群の存在感。
豊島猛さん(スタイリスト)
意外なコラボ。クラシックなダウンジャケットのようなパンパンなシルエットがかわいいのに、ミリタリーの武骨さもあり、大人が着るのにちょうどいいバランス。欲を言えばレイヤードされている中のジャケットが外れたらいいな。
力石恒元さん(エディター)
本来のアウターとライナーを逆にしたようなデザインが面白い。ボタンやドローコードのつき方など、着てみないとわからない「かゆいところに手が届く」ディテール使いに男心をくすぐられる。横から見るとAラインのシルエットで美しい。
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Hair:JUN GOTO[ota office]
Stylist:Toshihiro Oku
Models:Ben Jeremy