ラグジュアリーブランドのアウターは試着してこそ真価を実感できる。異なる職業の6人が私服にはおり、フェス会場周辺を散歩してみて感じたこと。
光安北斗さん(シェフ)がBALENCIAGAのトラックスーツジャケットを着て
こんなにラフに着られる
ラグジュアリーな服、あったんだ
普段から着る服の色や柄をコレと絞ることなく、お店でピンときたものを片っぱしから試着して買っているという光安さん。
「ラグジュアリーと聞くとクラシックなウールやかっちりしたジャケットのイメージ。でもこれはスポーティで柔らかな素材からとことんビッグなシルエットまで、僕にとっては初めて尽くし。いつもならスルーですが、着てみたら落ち着いた配色のせいかしっくりきました。ポケット位置が下なので手を入れて歩くと姿勢まで変わる。試着して初めてブランドの“主張”を感じることができました。よくはくアクネ ストゥディオズのタイトパンツとも好相性ですし、少し違和感のあるバランスが新鮮。横から見ると特にきれいで、愛用しているステンカラーコートと同じ感覚で着たいです」
ジャケット¥174,000/バレンシアガ(バレンシアガ クライアントサービス) その他/本人私物
みんなのレビュー!
デザインの元ネタは一般的なスポーツブルゾンと思われるのに、至る所にとてつもない上品さを感じる。カジュアルな縮絨ナイロンに対してイタリアの最高級メーカー「ランポ」のジップを使っていたり、価格の価値はあると思う。(張替雅登さん / WAG. Inc, PRプランナー )
いわゆるスポーツブルゾンをそのまま大きくしたようなデザイン。ラグジュアリーブランドでありながら高級感をあえて抑制してみせる余裕の姿勢が最高。機能性を無視したポケットの位置は下すぎて手を入れづらいけどそれすらクール。(古明地拓朗さん / レショップ マネージャー)
光安北斗
幡ヶ谷「will o’ wisp」オーナー。パリやニューヨークのフレンチレストラン、代々木八幡「PATH」で経験を積み2019年に独立。
Text:Takako Nagai
Cooperation:Toshihiro Oku