2024.11.21
最終更新日:2024.11.21

【掟ポルシェの尊すぎ!! 推し活メモリーズ #33】『極悪女王』もビックリ! 全女の極悪すぎる飲食産業

掟ポルシェ

 80年代の全日(本)女子プロレスを舞台に、悪役レスラー・ダンプ松本の半生を描いたNetflixシリーズ『極悪女王』が空前の大ヒット! 登場人物も出来事もかなり現実を反映していて評判も上々なようだが、全日本女子プロレスを実際会場に通って観ていた俺のような元全女ファンからすると、本物の全女の方がもっと狂ってて最高! ドラマ化する時「こんなとこ描いてもしょうがねえか」と真っ先に切られるポイントにこそ全女の旨味が詰まってる! というわけで今回のテーマは【全日本女子プロレスのサイドビジネスについて】! 誰にも望まれなくても俺は書く!

焼きそば
全女の地方会場名物といえば松永会長自ら焼いた焼きそば。『極悪女王』でも松永高司登場シーンは必ず焼きそばとワンセットになってるぐらい、よく焼きそばを焼いていた。今井(良晴)リングアナ曰く、「あれはうまいと評判でしてね。なんせ一回分焼くのに味の素二袋入れてますから」。うまみ極悪!

 80年代、クラッシュ・ギャルズと極悪同盟の抗争が10代の少女を中心に爆発的な人気を博したことで、全女は本当にアホほど儲かりました。折しもバブル経済真っ只中。山っ気が人間の形を形成したもの、それが全女を経営する松永兄弟ですから、銀行から融資された金で言われるがままに訳のわかんねえ株を買い、訳のわかんねえ秩父の山奥の土地を買わされて、そこにリングスターフィールドなるリング付き宿泊保養施設を建て(ファンが来ることを想定していたが異常なまでにド田舎につくったため、大学のプロレス研究会が夏合宿に数組利用するだけですぐに倉庫代わり→2005年全女完全倒産後も買い手がつかず現在は廃墟)、THE成金としか言いようのないダメな投資の限りを尽くしました。いいのです、それが全女、それが松永兄弟です。

RECOMMENDED