2025.01.27
最終更新日:2025.01.27

【掟ポルシェの尊すぎ!! 推し活メモリーズ #35】「じゃないほう」のテリー・ホールの音楽活動に酔いしれる

掟ポルシェ

 深夜、よく一人自宅で酒を飲みます(割とどうでもいい話で失礼します)! で、酔っ払うと気持ちよくなっちゃって、高確率で自分の部屋の中で歌を歌う(近隣住民からの苦情に全力で耳を塞いで)。深夜酔ってる時の歌なんで、必然的に歌詞カードを見なくても歌える曲、脳が記憶している曲限定。となるとやはり中学高校時代に散々聴いた英国製NEW WAVEがメイン。気がつくと自然と歌っているのがThe Colour field! そうです、あのテリー・ホールの! もうあれがたまんないの! ……え? テリー・ホールがボーカルなら2TONEムーブメントの代表格The Specialsの方じゃないのかって? あー、ダメダメ、お前ら全然わかってねえな友だちになれんわ悪いけど。今も燦然と音楽史に記憶されるSKAバンドであり、レコ屋に行けばジャンルにまでなっているThe Specialsは俺が聴かなくても大丈夫、でも! 歴史的に割となかったことになっているテリー・ホールのThe Specials以外の音楽活動って、曲の良さに比して意外と評価してる人少なすぎ! ってことで今回は、不当に扱いの低いテリー・ホールの音楽活動について、The Specialsに不自然なくらい触れることなく書いてみます。

Our Lips Are Sealed
Fun Boy Threeといえばシングルはカバー曲が多かったが、「Our Lips Are Sealed」はオリジナル曲の方がいいじゃん!と英国音楽ファン大絶賛。邦題「泡いっぱいの恋」ってOurと泡かけてるだけで意味違うけどなんかしっくりきます。

 まず、The Specials解散直後の1981年、テリーはThe Specialsの黒人メンバーのネヴィル・ステイプル、リンヴァル・ゴールディングとともにFun Boy Three(以下、FB3)を結成。1stはボーカルとパーカッション主体のファンカラティーナというか、アフリカ音楽をイギリス的解釈でポップスに仕上げたようなNEW WAVE。酔って歌うのは1stシングル「Lunatics」! 2ndアルバム『Waiting』ではグッとメロディアスな3分ポップスへと変貌。随所に泣きをちりばめたテリー・ホールらしい王道歌謡路線が開花したGo-Go’sのジェーン・ウィードリンとの共作「Our Lips Are Sealed」も、酒が入るとどうしても歌わずにいられません! うちの近隣住民、曲の良さに免じて許して!

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