BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)支援のもと、アートファン必見の新メディアがフランスで誕生した。創刊号は名だたるアーティスト18名が参加。大判ハードカバーの豪華装丁にも注目だ。
この度、ボッテガ・ヴェネタの支援のもと創刊した『MAGMA(マグマ)』は、そんな紙媒体ならではの体験を存分に堪能できる革新的なアート誌だ。
雑誌の美的感覚やグラフィック、知的で洗練された部分を復活させたい
20世紀に生まれた偉大なアート誌、ジョルジュ・バタイユの『ドキュメント』、シュルレアリスム情報雑誌『ミノトール』、アンディ・ウォーホルの『インタビュー』創刊号。当時、こうしたアート誌は、芸術表現の場であり、美に対する発信の場、そして芸術家と作家が共創するための実験場だった。
『MAGMA』誌の代表であり編集長のポール・オリヴェネス(Paul Olivennes)氏は、創刊にあたり次のようなコメントを寄せている。
「こうした雑誌を通して、芸術的な創造を直に感じることができました。芸術的にも、文学的にもアヴァンギャルドなものが集まるところだったからです。
私は若い頃からこうした雑誌を集めていました。今ではすっかり姿を消してしまったこういった雑誌の持つ美的感覚やグラフィック、知的で洗練された部分を復活させたいと思いました。そして、アーティストや作家を再びその中心に立たせ、彼らの作品の間につながりをもたせることで、再び対話を実現させたいとも思いました。
『MAGMA』には、未発表の作品や、本誌のために特別に制作された作品を多数掲載する予定です。アートの持つ親密さ、クリエイティブなマグマの中に飛び込むような感覚を味わってください」
『MAGMA』はアーティスト、作家、建築家、映像作家、彫刻家、写真家などあらゆるクリエイターたちが、芸術の分野、国、世代、生人、故人の垣根を越えて参加している。
大判書籍のごとく豪華な装丁に、資料的価値としても高い“紙の作品”ともいえる内容。ぜひとも手に入れたい一冊だ。
刊行ペースは年1回を予定しており、現在はフランスのオンライン書店「KDPress」で販売中。日本での発売は今のところ未定だが、青山ブックセンター、丸善ジュンク堂、タワーレコード渋谷店、蔦屋書店などで販売を予定している。
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