2025.03.31
最終更新日:2025.03.31

スタイリスト三田真一が仕掛ける工芸×テクノロジーの実験場『Path in Trace -轍-』【サカナクション山口一郎も参加】

スタイリスト三田真一が仕掛ける工芸×テクの画像_1

スタイリスト三田真一による個展「Path in Trace 轍(わだち)」が、2025年4月20日(日)までラフォーレミュージアム原宿で開催中。本展は「纏(まと)うとは何か」について問い続ける三田が「時空・生命・意識」などの根源的なテーマについて思索を深め、恒久的な表現の中で未来への旅を誘う新たな試みだ。

開館時間は11時から20時(最終日は17時まで)。観覧料は1000円(未就学児は無料)。チケットはウェブサイト(https://mita-wadachi.peatix.com)から購入可能だ。

三田真一展覧会『Path in Trace -轍-』

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昨年2023年6月に開催された太宰府天満宮宝物館(福岡)での「in-Spire- 呼吸 -」展に続く本展では、多数の新作が加えられる。金属、革、木、陶磁器といった伝統的な素材、そして最先端の技術を扱う作家たちを巻き込み、新たな表現が織りなされる。作品の多くは三田によるスケッチと言葉を起点に制作され、作家らが解釈を加え、伝統的な工芸の素材と手法、そして現代のテクノロジーを用いて制作された。

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前回の展示では、江戸時代末期の太宰府天満宮の宝庫でいにしえより封印されてきた「箱」が開けられ、「宙服(ソラフク)」などの品々が見つかったという仮説をテーマに、さまざまな分野で活躍する作家達によって展示が繰り広げられた。工芸品は人を豊かにするモノであり、人間の使う道具である。その背景には人が有り、場所が有り、時代が有る。このプロジェクトは現代におけるモノの価値を、職人を通じて再確認する試みである。

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参加作家においては、伝統工芸の名匠たちや、陶磁器の革新者、和紙・切子ガラスの継承者たち、現代アートのクリエイター集団や、サカナクションの山口一郎率いるNFに、テクノロジー企業までジャンルを超えた多彩なクリエイターが結集している。

NASAの火星探査車「オポチュニティ」が火星の地表を走り続けたように、工芸とテクノロジーの融合は新たな可能性を開拓し続けている。三田は「私たちは過去から何を脱ぎ捨て、そして未来に何を纏うべきか」その答えを探す旅が、この展覧会から始まると語る。

三田真一展覧会『Path in Trace -轍-』

会期:2025 年4 月4 日(金) ~ 4 月20 日(日)
開館時間:11 時~ 20 時(※最終日のみ17 時まで)
会場:ラフォーレミュージアム原宿 
東京都渋谷区神宮前1-11-6
観覧料:¥1,000 (未就学児は無料)
Official instagram:https://www.instagram.com/mita_ten_wadachi

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