2024.05.15
最終更新日:2024.05.15

【シャネル】「Borrowed Landscapes フェイイ ウェン|パン カー 二人展」がシャネル・ネクサス・ホールで開催

【シャネル】「Borrowed Landの画像_1
左:Feiyi Wen, The Untitled from Seeing a pine tree from your bedroom window, 2024 ©Feiyi Wen 右:Peng Ke, Bay Windows (agree to disagree), 2022 Courtesy of Tai Kwun / Photo: Kwan Sheung Chi

2024年5月22日(水)〜7月15日(月・祝)の期間、先駆的な作品で注目を集める中国出身のアーティスト、フェイイ・ウェン(Feiyi Wen)とパン・カー(Peng Ke)の新作が堪能できる展覧会「Borrowed Landscapes フェイイ ウェン|パン カー 二人展」が開催される。

1990年代の中国で生まれ育ち、その後海外で学び、アーティストとしての活動をスタートしたふたり。どちらも写真に根ざした活動を展開しているのが特徴だ。

ロンドン在住のフェイイ・ウェンは、大英図書館でデジタイザーとして書籍をデジタル化する仕事を行いながら、自然や風景をベースに自身の撮影したイメージと、ときにはファウンドフォトのイメージを混ぜ合わせ、章立てされたシリーズ作品として展開。写真表現を探求しながら、露出レベルや現像技術、用紙や印刷の手法などの試行錯誤を重ねてきた。本展では、ゼラチンシルバープリントとライスペーパー(カミヤツデや麻などの繊維を原料とした薄く不透明で丈夫な紙)にジークレー印刷をした新作16点の展示を予定している。

一方パン・カーは、デザイン学校を卒業後、カリフォルニアで数年を過ごし、現在は中国と北米を行き来しながら、アジアの近代化の過程、特に人口の多い都市において、集団から生み出された文化・歴史に長年関心を寄せている。2022年には、中国の出稼ぎ労働者の居住空間や、彼らの多くが住む「アーバン・ビレッジ(城中村)」(都市のなかに取り残された、労働者の密集居住エリア)を題材にした壁面のアッサンブラージュ「Bay Windows(出窓)」を発表。今回は、このシリーズの続編ともなる6点の新作が披露される予定だ。

Borrowed Landscapes フェイイ ウェン|パン カー 二人展

会期:2024年5月22日(水)〜7月15日(月・祝)
開館時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)
※5月22日(水)のみ17:30閉館(最終入場17:00)
入場無料・会期中無休・予約不要
会場:シャネル・ネクサス・ホール(中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階)
主催:シャネル合同会社

シャネル・ネクサス・ホール事務局TEL:03-6386-3071

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