最近笑ってないかも、泣いてないなというおじさんのために、週末公開の心動かす注目映画を紹介するコラム『40歳男子はコレ観とけ!』。今回紹介するのは、黒人刑事が白人至上主義の過激派団体に潜入するという、ウソのようなホントの実話をベースにしたリアル・クライム・エンターテインメント作品です!
人種差別問題をコミカルに描き発信する 現代への痛烈なメッセージ
1970年代半ば、コロラドスプリングスの警察署に勤める黒人刑事ロン・ストールワースは、新聞広告に掲載されていた白人至上主義団体KKKのメンバー募集に電話をかけ、なんと面接に進んでしまう。騒然とする署内の一同は「KKKに黒人がどうやって会うんだ!?」と心配する。そこで、同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。彼らと電話で話すときはロン、直接会うときはフィリップが担当し、二人で一人の人物を演じながら、じわじわと団体の奥深くまで潜入捜査を進めていく。
『ブラック・クランズマン』
監督:スパイク・リー出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、アレック・ボールドウィンほか
2019年3月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
©2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.
『ブラック・クランズマン』公式サイト
Text:Hisamoto Chikaraishi