最近笑ってないかも、泣いてないなというおじさんのために、週末公開の心動かす注目映画を紹介するコラム『40歳男子はコレ観とけ!』。今回紹介するのは、ガサツなイタリア系用心棒と天才黒人ピアニストの心の交流を描く、第91回米アカデミー賞作品賞に輝いた感動作!
2人のおじさんが見つけたのは、
人生に大切な人を信じる心とかけがえのない友情
1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは粗野で無学だが、腕っぷしがありハッタリも得意で、家族や周囲から頼りにされていた。コパカバーナが改装のために閉店となった2カ月間、トニーは、黒人ピアニストのドクター・ドナルド・シャーリーにコンサートツアーの運転手として雇われる。彼は巨匠ストラヴィンスキーから「神の域の技巧」と絶賛され、ケネディ大統領のためにホワイトハウスでも演奏するほどの天才なのだが、なぜか黒人差別が色濃い危険な南部を目指していた。そして、黒人が利用できる施設を記した旅行ガイド「グリーンブック」を手に、2人はツアーへと出発する。
『グリーンブック』
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ
2019年3月1日より全国公開
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『グリーンブック』公式サイト
Text:Hisamoto Chikaraishi