最近笑ってないかも、泣いてないなというおじさんのために、週末公開の心動かす注目映画を紹介するコラム『40歳男子はコレ観とけ!』。今回は、27歳の若さにしてこの世を去ったアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの誕生をひもとく、没後30年の記念碑的ドキュメンタリー映画を紹介!
混沌とした時代に輝く天才の姿を 貴重なエピソードとともに回顧する
1978〜81年頃、バスキアは路上生活をしながら友人のアパートを転々とし、ニューヨークのストリートに作品を刻みつけていた。ファッションや音楽など、さまざまな新しいカルチャーが生まれた激動の時代に愛された彼は、ドラマチックな成功を収めた矢先に27年という短い人生を終える。いまやダ・ヴィンチやピカソと同じように、その存在に触れなければ美術史を語れない重要なアーティストの一人。そんなバスキアが唯一無二の芸術家へと成長していくさまを、宝のような映像や証言を交えて映し出していく。
『バスキア、10代最後のとき』
監督:サラ・ドライバー出演:ジャン=ミシェル・バスキア、アレクシス・アドラー(生物学者)、ファブ・5・フレディ(ミュージシャン)、リー・キュノネス(グラフィティ・アーティス ト)、ジム・ジャームッシュ(映画監督)、パトリシア・フィールド(ファッション・デザイナー)
2018年12月22日より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
©2017 Hells Kitten Productions, LLC. All rights reserved. LICENSED by The Match Factory 2018 ALL RIGHTS RESERVED Licensed to TAMT Co., Ltd. for Japan Photo by Bobby Grossman
『バスキア、10代最後のとき』公式サイト
Text:Hisamoto Chikaraishi