2018.07.05

7月6日公開! エマ・ストーンの〝テニスルック〟に萌え!『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

働き盛りのUOMO読者のみなさん、忙しすぎて、心乾いてませんか? 最近笑ってないかも、泣いてないなというおじさんのために、週末公開の心動かす注目映画を紹介するコラム『40歳男子はコレ観とけ!』。今回は、1973年に行われ、その後の男女平等に影響を与えたテニスの男女対抗試合を描く感動のヒューマンドラマをセレクト!

7月6日公開! エマ・ストーンの〝テニスの画像_1

その後の男女の意識を変えた 対決を通して描かれる人間賛歌!

1970年代、女子テニスプレーヤーの優勝賞金が男子の1/8だった時代。理由は性別の違いで、男性の試合の方が盛り上がるから…。全米女子チャンピオンのビリー・ジーン・キングは不満を抱え、仲間の選手たちと女子テニス協会を立ち上げる。やっとの思いでスポンサーを探し、女子だけの選手権の開催までこぎつけることができた。そして1973年、各地で散見されるようになった男女平等を訴える運動を追い風に、ビリー・ジーンたちは選手権を盛り上げようとする。そんな折、彼女は男子テニスプレーヤーで元世界王者のボビー・リッグスから男女対抗試合を申し込まれる。

7月6日公開! エマ・ストーンの〝テニスの画像_2
当時、世界的ニュースになり、かなりの視聴率を稼いだ世紀の対決をもとにした人間ドラマ。今となっては男女混合で行うスポーツは当たり前だが、UOMO読者のほとんどが産声をあげた(もしくは生まれる少し前の)当時、アメリカではこれまでのスポーツ界をはじめ、社会、政治のあり方を揺るがすイベントが行われていたのだ! ボビーが表した“男性至上主義のブタ VS モジャ脚のフェミニスト”の試合の裏には、さまざまな男女の思惑があった。 発案者のボビーは、ギャンブル癖のせいで最愛の妻から三行半を突きつけられ、人生の一発逆転をかけていた。そして、一度は彼からの申し出を断ったビリー・ジーンもまた、ライバルの女子プレーヤーが自分の代わりに挑み、完敗したことと、彼女が抱える大きな愛を守るために、ついにバトル・オブ・ザ・セクシーズ=性差を超えた戦いへと歩みを進めることに。
7月6日公開! エマ・ストーンの〝テニスの画像_3
ビリー・ジーンを演じるのは、『ラ・ラ・ランド』でオスカーに輝いたエマ・ストーン。世界が注目する大舞台に挑む凛とした強さと愛嬌を持つチャーミングな女性像を好演。ボビー役は、コメディからシリアスまでこなす名優スティーブ・カレル。憎めないユーモアたっぷりなダメ男ながら、一方で一人の男性としての切なさをにじませる。また、男対女の激しい戦いをたどる本作でメガホンをとるのは、『リトル・ミス・サンシャイン』で個性豊かな家族の再生をたっぷりの愛情で描いたジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督夫妻。人間の愛すべき姿を大切に切り取る2人が見せる事実に基づいたストーリーは見ものだ。果たして男女の間で勝負はつくのか。はたまたどちらが勝つのか…自分が自分らしくあるための勇気をくれる爽快な物語をご覧あれ!

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス
出演:エマ・ストーン、スティーブ・カレル、アンドレア・ライズブロー、ビル・プルマン、アラン・カミング
2018年7月6日より、TOHOシネマズシャンテほか全国順次公開
© 2018 Twentieth Century Fox

映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』公式サイト

Text:Hisamoto Chikaraishi

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