“ラブコメ映画は大人の男にこそ必要なもの”と話す、ジェーン・スーと高橋芳朗の2人による人気連載「愛と教養のラブコメ映画講座」にてご紹介した作品のうち、アマプラにて現在視聴可能な1990-2000年代の名作3作をピックアップ。二人の解説をチェックした上でもう一度今見返すと、新たな発見があるはず!
“男性の日常的な会話がとてもリアルに描かれている”(ジェーン・スー) “ある種のラブコメのパブリックイメージになっている作品”(高橋芳朗)
めぐり逢えたら SLEEPLESS IN SEATTLE(1993)
運命がテーマのスタンダードラブコメ
シアトルに住む建築家のサム(トム・ハンクス)は最愛の妻を癌で亡くしたばかり。いつまでも寂しそうな父を案じた8歳の息子ジョナ(ロス・マリンジャー)は、ラジオ番組のお悩み相談に電話をして『寂しそうなパパに新しい奥さんを見つけたい』と切々と訴える。その放送を聴いて心を動かされたのが、ボルチモアの新聞記者アニー(メグ・ライアン)。彼女は婚約者がいるにも関わらずサム宛てにラブレターを送ると、ジョナはアニーこそがサムの運命の相手であると直感。なんとかふたりを引き合わせようと画策するのだが…
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『めぐり逢えたら』
監督:ノーラ・エフロン
出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン、ビル・プルマン、ロス・マリンガー
初公開:1993年12月11日
製作:アメリカ
Photos:AFLO
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“「Before ベソス」の時代を描いた王道ラブコメ作品”(ジェーン・スー) “スティーリー・ダンのカバー曲で統一されていることに注目!”(高橋芳朗)
ユー・ガット・メール You’ve Got Mail(1998)
今作のキーワードは“Before ベソス”
ニューヨークで亡き母から受け継いだ小さな書店を経営しているキャスリーン(メグ・ライアン)。彼女は同棲している恋人がいるにも関わらず、インターネットで知り合ったハンドルネーム“NY152”の男性とのメールのやり取りに夢中。そんなある日、キャスリーンの店の近くに大型書店がオープン。その煽りを受けてキャスリーンの小さな書店はどんどん客が減り売り上げも落ちていくが、実はこの大型店の経営者のジョー(トム・ハンクス)こそが“NY152”の彼だった。だが、そんなジョーもまた恋人がいるものの見ず知らずの彼女とのメールのやり取りを密かな楽しみにしていたのだった。互いに心惹かれるメール相手だと知らず、二人は商売敵として実生活では顔を合わせれば喧嘩ばかり。果たしてキャスリーンとジョーの関係はどうなっていくのか…
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『ユー・ガット・メール』
監督:ノーラ・エフロン
出演:トム・ハンクス、メグ・ライアン、グレッグ・ギニア、デイヴ・シャペル
初公開:1999年2月11日
製作:アメリカ
Photos:AFLO
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“「愛とは何か」をエンタメとして余すところなく伝えてくる”(ジェーン・スー) “定期的に観返したくなる、ラブコメ史上最高傑作”(高橋芳朗)
ラブ・アクチュアリー Love Actually(2004)
クリスマス・ラブコメ映画の金字塔
秘書への恋心に悩む英国新首相のデヴィッド(ヒュー・グラント)、親友の結婚相手ジュリエット(キーラ・ナイトレイ)に密かに思いを寄せるギャラリー経営者マーク(アンドリュー・リンカーン)、弟に恋人を寝取られた作家のジェイミー(コリン・ファース)、愛する妻を亡くした傷心のダニエル(リーアム・ニーソン)など、クリスマスのロンドンを舞台に男女19人のさまざまな愛のかたちをアンサンブル形式で見せる
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『ラブ・アクチュアリー』
監督:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラント、コリン・ファース、リーアム・ニーソン、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・リンカーン
初公開:2004年2月7日
製作:イギリス
Photos:AFLO
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