JIL SANDER(ジル サンダー)の共同クリエイティブ・ディレクター、ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻によってキュレーションされた『A Magazine』第21号が登場。ジル サンダーの店舗にて発売される。
ベルギーのアントワープ・モード美術館MoMuに編集部をおく雑誌『A Magazine』。ディオールのキム・ジョーンズやグッチのアレッサンドロ・ミケーレ、ヴァレンティノのピエールパオロ・ピッチョーリなど、毎号名だたるファッションデザイナーをキュレーターに迎えて製作される本誌の最新号、第21号をJIL SANDER(ジル サンダー)の共同クリエイティブ・ディレクター、 Lucie& Luke Meier(ルーシー&ルーク・メイヤー)夫妻が手がけた。
2019年7月よりプロジェクトをスタートした今号は、「HUMAN NATURE / MOTHER NATURE」の二面性についての反映と対話をテーマに、写真や絵画、イラスト、音楽、詩、またインタビューやエッセイなどの寄稿で構成され、アートブック出版の伝統的な手法である視覚的な「plates」の形式で配置された写真が200ページわたり、キャプションなどの文章は「legend」として巻末に集約されている。
この200ページには、メイヤー夫妻の審美眼をもとに選ばれた現代美術作品が、新旧さまざまな写真家の作品と対比するように並ぶほか、ジュリア・ヘッダがミュージシャンのヤシーン・ベイ(モス・デフ)を、リチャード・ブッシュがケルシー・ルーをそれぞれ撮影したポートレートストーリーなど、さまざまなコントリビューターによって作られたプロジェクトを多くフィーチャーしている。また今号がフランスとイタリアのロックダウン中に完成、印刷されたことを受け、イタリアの写真家ジャスコ・ベルトーリがパリにある自宅アパートの窓から、路上で見られたソーシャルディスタンスのシーンを撮影した作品も加えられた。
表紙にはなんと日本の能登半島で三代続く製紙業者によって手作りされた花模様の和紙を3Dスキャンで再現。さらに年内には3Dスキャンを用いた真っ白な花模様の和紙カバーと、ジル サンダーのファブリックタッセルの栞紐による特装版も200部限定で製作予定だ。ルーシー&ルーク・メイヤーをゲストエディターに迎えた『A Magazine』第21号は、6月上旬よりジル サンダーの店舗にて発売される。
価格: ¥2500
サイズ:240Pages
JIL SANDER店舗での発売時期:6月上旬~
ジルサンダージャパン TEL:0120-919-256
www.jilsander.com