2017.10.24
最終更新日:2024.03.21

旨味と魂がギュッとつまった渾身の新作で、ホフディラン“リスタート”

UOMO本誌の人気連載「ガチ☆メシ」でお馴染み、ホフディランの小宮山雄飛さん。オリジナルアルバムとして5年ぶりの新作をリリースしたばかりの小宮山さんにインタビュー。

旨味と魂がギュッとつまった渾身の新作で、の画像_1
古巣・ポニーキャニオンからのメジャー復帰第一弾となるニューアルバムのタイトルは、その名も『帰ってきたホフディラン』。思いきったタイトルに込めた想いとは?

小宮山雄飛さん(以下小宮山):

「本作のアルバムレコーディングが決まった時点で、ちょうどデビューから20周年のタイミングだったこともあって、僕の中では“これしかないな”ってくらいにタイトルとジャケットのイメージができていました。原点回帰的な想いもあったので。

そのレコーディングの途中段階で、ポニーキャニオンからリリースすることが決まったんです。古巣に“戻る”ということになった瞬間、『帰ってきたホフディラン』しかないだろうって僕の中で決定的に」


メジャー・デビューアルバム『多摩川レコード』のジャケットを彷彿させる仕上がりとなった新作。多摩川にホフディランの二人が降臨したかのような姿が印象的だ。


小宮山:

「僕たちの原点といえる『多摩川レコード』みたいなノリをもう1度入れてはどうだろうってイメージがタイトルとともに浮かんだんです。帰ってきたホフディランがウルトラマンのように大きくなって、多摩川の河原にいるっていう(笑)。
今回のタイトルについてさらに加えると、ポニーキャニオンには“帰ってきた”なんですが僕たちは活動を休止していたわけではない。だからミュージシャンとして“帰ってきた”ではないんです。一回終わったような印象を与えちゃうのはどうかなとも思ったんですけど、多少前を否定してもリスタートみたいでいいんじゃないかと」


2作のジャケットを並べると、21年間の積み重ねてきた活動の歳月が感じられて感慨深い。


小宮山:

「自分たちが『多摩川レコード』というCDでデビューして21年経って、ある種の集大成というか、最後に遺作として残っても誇れるようなものにしたいなって思って制作しました。もちろん最新曲も入ってますがそれだけではなくて、ライブ限定でやっていた曲とか、デビュー前のデモテープに残っていた曲(アルバム2曲目『ヤンヤンヤン』)も入ってる。“熟成肉”みたいな、旨味と魂がギュッと詰まった内容になってて(笑)。ほんとうの意味でデビューからの集大成。自分が聴いてもすごく面白い仕上がりです」


ホフディラン史上おそらくベストだと誇れる、選りすぐりの14曲が収録された一枚。コレはいまこそ、“絶対に買い”では?


9th オリジナル・アルバム 『帰ってきたホフディラン』

発売日:2017年10月18日(水)
品番PCCA.4585/本体価格¥2,800(税別)/全14曲収録

※廃盤となっていた、1st〜5th オリジナル・アルバムも同時に再発売
発売日:2017年10月18日(水)

http://hoff.jp/e/cbhd/


小宮山雄飛 YUHI KOMIYAMA

ホフディランのボーカルにして渋谷区観光大使兼クリエイティブアンバサダー。うまいものに精通し「音楽界のグルメ番長」の異名をもつ。2冊目のレシピ本『簡単! ヘルシー! まいにちカレー』が発売中。




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