2017.11.09
最終更新日:2024.03.07

猪子寿之さんに速水健朗が聞いた「40歳男子 俺の名は」#2

40歳を迎えた今、そして40歳だったあの頃…各ジャンルで活躍するあの人たちは何を思い、どんな歩みを進めていたのか。速水健朗が各界を代表する6人に“40歳”という時を切り取るエピソードを聞いた。2人目はチームラボ代表・猪子寿之さん。

猪子寿之さんに速水健朗が聞いた「40歳男の画像_1

失敗とか反省しないんですか?

「反省なんて必要ないよ。でも歴史には学ぶことがあるでしょ。何千年とかそういう」(猪子)

猪子寿之。この人に年齢の話を聞きに行ったのは、本当に失敗だった。
「人が40歳かどうかなんてどうでもよくない? 自分が何歳のときに何をしていたかとかも覚えてないよ。2、3日より前の記憶なんてないよ。興味がないから」
とりつくしまもない。
「あとね、新聞に出ると必ずカッコ何歳って書くじゃない。あれも本当に失礼。海外の新聞見ても年齢なんて書かない」
では大事にすることは、未来?
「いや、未来に何をしようかってこともどうでもいい。このあとの自分のスケジュールとかも把握できてないくらい」
年齢や未来とは別に大事なことはある。
「もちろん、今、何を選択するかは大事なこと。10年前も20年前も、この先はこうなっていくから今これをやろうっていう選択はしてきたと思う。例えば、20年前にインターネットにかかわるテクノロジーの仕事をするんだという意識があったから今それをやっているわけで」


猪子さんが2001年にチームラボを設立した理由、そして私たちが本当に学ぶべきこととは…? この続きは発売中のUOMO12月号に掲載中!


猪子寿之 TOSHIYUKI INOKO

1977年徳島県生まれ。デジタル社会のさまざまな分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団のチームラボ代表。11月19日まで中国・北京にて、11月30日まで深圳にて個展を開催中。


Photos:Mie Morimoto
Text:Kenro Hayamizu

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