2022年11月19日(土)~12月11日(日)、東京・天王洲で「永遠のファッションアイコン」と称されるベティ・カトルーの展覧会が開催される。ムッシュ イヴ・サンローランを魅了した彼女の姿は必見だ。
「SAINT LAURENT(サンローラン)」の創業者ムッシュ イヴ・サンローランが惚れ込んだひとりの女性、ベティ・カトルー。サンローランが彼女に初めて会ったのは1967年のこと。出会った瞬間から、“片割れ”と呼ぶほどふたりは親しい仲になり、ベティはサンローラン・スタイルを象徴するミューズとなった。
「イヴの一目惚れだった。私の見た目にね。私は中性的で、性を越えた存在だった。それが彼を惹きつけたのは間違いないけれど、私たちの共通点は見た目だけではなかった。モラルやメンタルの面でも似ていたの。そこが驚きよね。彼のすごいところは、私がこんなに息の合うソウルメイトになるということを見抜いたことよ」(ベティ・カトルー)
今もなお、「サンローラン」のキャンペーン広告に起用されるなどメゾンとベティの親密な関係は続いている。
今回開催される『BETTY CATROUX – YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展』は、ファッションアイコンとしてのベティの物語を振り返り、サンローランの過去と現在を繋ぐスペシャルな展覧会だ。現クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ監修のもと、ベティ・カトルーからピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団へ寄贈された作品を数多く展示する。
また、彼女のワードローブや、今でもメゾンのシグネチャースタイルに影響を与え続けている作品が並び、その美学を探究できる構成。エキシビション会場は7つの部屋に分かれており、順をおって「ベティ」と「サンローラン」スタイルを紐解いていく。
2020年にパリで、2021年には上海で同展覧会が開かれ、ともに大きな反響を呼んだ。
日本でも満を辞しての開催。ベティの魅力を思う存分、堪能してほしい。
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監修:アンソニー・ヴァカレロ
開催期間:2022年11月19(土)~12月11日(日)
開場時間:10:00~19:00
会場:寺田倉庫 B&C/E HALL(品川区東品川2丁目1-3)
問い合わせ先:サンローラン クライアントサービス
TEL:0120-95-2746
入場料:無料(要事前予約)
BETTY CATROUX – YVES SAINT LAURENT
Main Photo:© Steven Meisel