数多くの漫画を見てきたマンガ編集者が「おもしろい」と思わず口に出してしまう作品がある。今回取り上げるのは、三田紀房先生の『Dr.Eggs ドクターエッグス』だ。
僕は、この作品に象徴される
“コツコツ”三田先生が大好きなんです
三田紀房先生と言えば、ドラマ化された『ドラゴン桜』が有名ですね。ほかに『砂の栄冠』『アルキメデスの大戦』など代表作も多いですが、今回紹介する「グランドジャンプ」で連載中の『Dr.Eggs ドクターエッグス』は、2月に第1巻が発売されたばかりの最新作。自社の作品で手前味噌ですが、こそっとステマ的に…ではなく堂々と公開応援したい素晴らしい物語です。
『Dr.Eggs ドクターエッグス』
三田紀房/集英社
1巻~/「グランドジャンプ」連載中
志なしに、ただ何となく地方の医学部に入学した円千森(ちもり)。このまま本当に医者を目指すべきかどうか悩んでいたが、古堂真也教授との出会いにより、心境に変化が見え始める。
©三田紀房/集英社
浅田貴典
1973年生まれ。マンガ編集者。週刊少年ジャンプ、ジャンプスクエアで『ONE PIECE』『BLEACH』『血界戦線』などを立ち上げた。現在は集英社第3編集部部次長、第3編企画室室長。