2020.06.24
最終更新日:2024.03.07

【愛車公開】働くプロフェッショナルな大人の「ハイエース」ライフ!

1967年に初代が誕生してから50年以上にわたって愛され続けているトヨタ「ハイエース」を仕事の欠かせない相棒とする二人の大人に、プロの目線からみた、このクルマの魅力を聞いてみた!

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【ロケバスドライバー】下平輝人さん

一日400㎞の走行も余裕でこなす。腰も痛くなりません

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本誌でもよくお世話になっているロケバスドライバーの下平さん。タレントやスタッフの送迎、商品のリースや返却など、仕事で毎日のようにハイエースを運転し、長いときは一日で4‌0‌0㎞ほど走ることもある。 「そのときは浜松まで日帰りで行きました。ロケバスとして使っているのはハイエースの中でもコミューターというタイプなんですが、これは送迎を目的としているクルマなので、後部座席はもちろん、運転席でも長時間の移動は快適です」 しかもハイエースは、エンジンの上に運転席があるキャブオーバーと呼ばれる仕様になっていて、ボンネットの死角がなく見切りがよいため、運転もかなりしやすい。 「慣れは必要ですけど、視界に圧迫感がないので、普段大きなクルマに乗り慣れていない人でも特に難しくなく運転できると思います」

本当にいいクルマなので、プライベートでも乗りたい

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ハイエースに乗って感じるのは、とにかくタフで信頼できることだという。 「海外では100万㎞を超えても現役で走っているハイエースもあるそうです。さすがにそこまで乗り続けることはなくて、ウチはだいたい15万㎞くらいで買い替えています。人を乗せるので、内装も含めて常にきれいな状態を保つためにもそれぐらいで替えるようにしているんですけど、まったくヤレた感じはしないですし、まだまだ問題なく走ります。本当にいいクルマなので、プライベートでも乗りたいなって本気で思っています」
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POINT ハンガーパイプは必須

撮影や商品のリースの際にたくさんの服を掛けるため、車内にハンガーパイプは必須となる。業者に頼んで取りつけてもらうとそれなりに高い金額になるので、これは社長自らがDIYで取りつけたという。

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POINT おもてなしの工夫

送迎や撮影などでスタッフを乗せるので、リラックスして過ごしてもらえるように、スライドドアの横のスペースにはクーラーボックスやティッシュボックス、コーヒーポット、ゴミ箱などを用意。


【FLOWERS NEST オーナー】富吉泰元さん

乗り継いで30年。どれだけ花を積めるかを考えてカスタムしています

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中目黒にある人気のフラワーショップ「フラワーズ・ネスト」。開店前、お店の前に止まったライトイエローのハイエースから、オーナーの富吉さんが次々と花を下ろしていく。 「花屋を始めて30年ほどになるのですが、その間ずっとハイエースを乗り継いできました。今はこのDXと、これよりもボディがちょっと長いスーパーロングの2台を持っていて、市場での仕入れやお客様へのデリバリー、装飾の仕事に行くときに使っています。トヨタ車らしい実直さと、サスペンションが丈夫なところが個人的に気に入っているポイントですが、ハイエースを選ぶいちばんの理由は、モノがたくさん載せられるから。用途に合わせて簡単にカスタムできるので、使い勝手がすごくいいですよね」

やっぱりこれが花にはベストなクルマ

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富吉さんのハイエースももちろん、フラワーショップならではのカスタムが施されている。 「スペースを有効活用するために荷室はパネルを入れて2段にしているのと、枝ものとか大きな木のように荷室に入り切らないサイズのものでも運べるようにルーフキャリアをつけています。あと、車内温度が高くなると花によくないので、リアとサイドのガラスにはスモークフィルムを貼っていますね。運転もしやすくて都内の狭い道でもほとんど問題なく走れますし、10年近く乗り続けても不具合は全然ありません。ハイエースを使っている同業者は多いですけど、結局これがベストなクルマなんだと思います」
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POINT 花に優しく

荷物を運ぶことに特化し不要な装備を極力省いたDXをベースに、生花店仕様にカスタムしている。特に生花は高温に弱いため、荷室にもエアコンの吹き出し口を取りつけ、リアとサイドのガラスには濃いめのスモークフィルムを貼って、夏場でも車内が高温にならないように工夫した。

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POINT 荷室は2段に

ボディカラーは純正のライトイエロー。武骨なイメージのハイエースも、これならしゃれて見える。そして、荷室上部のスペースを有効活用するため、パネルを入れて2段にしているのも特徴。「花屋のクルマはみんな同じようにしていますよ」と富吉さん。もちろん、荷室に入り切らないサイズの大物もあるので、ルーフキャリアもオプションでつけている。これは乗り始めて6年ほどたつが、快調そのもの。


Photos:Takahiro Idenoshita
Composition&Text:Masayuki Sawada

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