1967年に初代が登場してから50年以上にわたって愛され続けているトヨタ「ハイエース」。
トランスポーター仕様にカスタムした伊勢谷友介さんの愛車を大公開!
もはや自宅の延長、4畳半が1個ついてきたようなもの
このハイエースがあれば、どこでも行けて、何でもできる
伊勢谷さんの愛車といえば、トランスポーター仕様にカスタムしたハイエース。これまでに2台乗り継ぎ、今年の3月に3台目となる新車が完成した。カスタムを手がけたのは、前回と同じく、静岡県浜松市にあるトランスポーター専門ショップ「オグショー」。これまでに使っていて気になったところを改善し、さらに快適に、自分好みにアップデートしたという。
「前のハイエースには2年半ほど乗ったのですが、自分がどういうシチュエーションで乗って、どうやって過ごすかということがはっきりとわかってきたので、ここはこうしたい、という部分を改善して、今の自分にとってベストな一台をつくりました」
ベースとなったのは、ハイエース誕生50周年を記念して発売された特別仕様車「スーパーGL 50thアニバーサリーリミテッド」。外装は純正のボディカラーを生かし、アクセントとして天井にガンメタ調のヘアラインを入れた。さらに、ノーマル車高から2インチリフトアップしたことで、よりアクティブなルックスとなっている。
「冬はスノーボードをしに雪山に行くんですが、雪深いエリアだとノーマル車高ではスタックしそうなときもあって、リフトアップしました。2インチだけですけど、だいぶ印象は変わりますね」
一方の内装もかなりこだわっている。セカンドシートは背もたれ部分を長いTSTiシートに替え、バイク積載時の荷室空間を広く確保するためにスライド量も見直した。セカンドシートを後ろ向きにしてベッドキットをベンチモードにすればダイネットとなり、セカンドシートをフラットにした状態でベッドキットとつなげれば広いベッドスペースが出現する。一連のトランスフォームは驚くほどスムーズだ。
POINT パーティ仕様にもなる
POINT 快適なセカンドシート
居室内の空間は自宅のような快適さを実現。シートの柄はクラシックな書斎をイメージ。セカンドシートを後ろ向きにしてベッドキットをベンチモードにすれば、ちょっとしたパーティもできるダイネットが完成。つくり替えはいたって簡単。
ほかにも、シートやベッドキットの生地は肌触りのいい「ウルトラスエード」を採用し、ウインドウパネルにはフリップ式のテーブルを取りつけ、使いやすさを重視した収納も設置。内張りを黒にしたため、車内があまり暗くならないようにフロアの色やシートの柄なども徹底的に吟味して選んだ。
伊勢谷さん、今度のハイエースはどうですか?
「普段仕事に行くときもこれ、プライベートでバイクやスノーボード、キャンプ、SUPに行くときもこれ。オン・オフ関係なく、それこそ毎日乗るので、必然的に車内で過ごす時間が長くなります。そういう意味でも、僕にとってこのハイエースは、自宅の延長というか、4畳半がもう1個ついてきたみたいなもの。だから、とにかく自宅のように快適な空間にすることが絶対条件でした。スペースが限られているため、ミリ単位でサイズやポジションを決める必要があり、手間も時間もかかりましたけど、そのぶん満足のいく一台に仕上がりました」
このハイエースがあれば、どこでも行けて、何でもできる!
「それってすごく楽しいし、最高なことだと思うんですよね」
伊勢谷友介さん/俳優、映画監督、リバースプロジェクト代表
1976年東京都生まれ。公式YouTubeチャンネル「伊勢谷友介のEARTH RADIO」が絶賛配信中!
Hair&Make-up:Chika Kimura[tsuji management](Mr.Iseya)
Composition&Text:Masayuki Sawada