UOMO世代の大人は、実際にファミリーカーをどう選び、乗っているのか。結論から言えば、とにかく自由であることがわかった。そして、家族みんながそのクルマ選びに賛同していることが何より素敵だ。子どもたちと、妻と、愛犬と。58組の「家族とクルマの関係」をお届けする。
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山田陵太さん
スタイリスト
Mercedes-Benz 280TE (1993)
■妻、息子(5歳)、娘(3歳)
■所有歴3年
メルセデスの名車も気づけば30歳。今も衰え知らずで家族の人気者です。
スタイリストの山田さんが公私の相棒に選んだのは、傑作と名高いメルセデスのEクラスワゴン(S124)だ。
「洋服を積んで都内を頻繁に走るので、丈夫なワゴンが条件でした。S124は現行車よりもラゲッジスペースが広く、クラシカルな見た目がいい。そして何より、この時代のメルセデスの質実剛健なつくりのよさが決め手でした」
すでに30年も前のクルマだが、今も当然のようにファミリーカーとしてロングドライブもこなす。
「岐阜の妻の実家に帰るときや、家族旅行でも安心して乗れます。やはりアウトバーンの国。高速を快適に走れるように考えられているんでしょうね」
珍しいボディカラーは、純正色のインパラブラウン。「’90年代によく見られた絶妙な色味も気に入っているポイントの一つ」。
ラゲッジスペースのシートを持ち上げれば7人乗り仕様に。「後ろ向きで座るのが楽しいのか、子どもたちから大人気です(笑)」。
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Photos:Kosuke Tamura Yuya Shimahara Tsukasa Nakagawa Mitsuru Nishimura Tomohiro Mazawa
Text:Kanta Hisajima
Text:Kanta Hisajima