カーボンニュートラルな環境意識の高まりとともに続々と誕生しているEV。もはや次にクルマを買うならEVしかない? 今回は、日本で発売を開始したBYDのコンパクトEV「ドルフィン」に試乗してみました。
中国発のコンパクトEVは敵なしか?
BYD DOLPHIN
さっそく、半日ほど都内で試乗してみました。コンパクトEVとはいっても、床下にバッテリーを敷いている効果もあって、走りには安定感があるし、またスポーツモードで高速巡行を続けても、バッテリーがハイペースで減っていくことはなく好印象。インテリアは、テスラのようなシンプル一徹なものとは対照的に、海洋生物から着想を得たという有機的なラインで囲まれ、一目瞭然な物理スイッチもあってすぐに操作しやすい。デザイン面においては、アウディ出身のヘッドデザイナーが手がけているわけだし、輸入車の多い都内を走らせていても見劣りしません。今後見かける機会がますます増えそうな一台です。
神保匠吾
1982年福岡県生まれ。オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU」ディレクター。学生時代に乗っていたBMW初代3シリーズ(E21)を電動化し、EVライフを実践中。詳しくはhttps://drivethru.jpへ。