カーボンニュートラルな環境意識の高まりとともに続々と誕生しているEV。もはや次にクルマを買うならEVしかない? 今回は、飛行機の操縦桿のようなデザインである「ヨークステアリング」を装備したクルマについて。
![軽自動車よりも小ぶりなEV「マイクロモの画像_1](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_S_DMA-DSC07557.jpg)
Vol.21
マイクロモビリティ急増中!?
Microlino 2.0
![マイクロリーノ_Microlino 2.0_スイス](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_DMA-DSC07557.jpg)
![マイクロリーノ_Microlino 2.0_東京モーターショー](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_R_DMA-IMG_1215.jpg)
今回のテーマはマイクロモビリティ。欧州を中心に、狭い街中の交通手段(=シティコミューター)として、軽自動車よりも小ぶりで簡素なEVが人気です。ニュースで見かけるEVの実証実験や超小型モビリティの話は、どこかマジメすぎて自分ごととしてのリアリティに欠ける気がしますが、欧州でのマイクロモビリティの普及を見ると、こんなにも楽しい乗り物がなぜもっと普及しないのかと思ってしまいます。
巨大化が止まらない昨今のクルマと比べて、とにかくミニマムで潔いつくり。潔さならバイクや自転車でも、と思われるかもしれないですが、そうじゃないんですよ。屋根とドアがあることで、小さくても自動車らしい移動空間が構築されていることがポイント。一方、極めてシンプルでありつつも、つくり手(=ブランド)によってキャラクターが激変するのも面白い点です。
例えばスイス発の「Microlino(マイクロリーノ)」は、’50年代のレトロなバブルカーをモチーフに現代的なデザインアプローチを施したマイクロモビリティ界のパイオニア的存在。欧州では昨年より続々とデリバリーが始まっているようで、今年6月に行われた初のオーナーイベントでは、70台ものマイクロリーノがスイスのチューリッヒを駆け巡りました。フェリーでみんなで旅する様子は、もう楽しそうでしかない!
ほかにも各国から続々と出ていて、日本勢も挑戦中。現在、欧州を中心にカーシェアリングなどで急速に普及しつつあることを考えると、案外、ファーストEVがマイクロモビリティという人が増えてくるかも⁉
Citroën Ami
![シトロエン・アミ](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_R_DMA-AMIOGGETTODIMOBILITELETTRICADALLAFORTEIDENTIT2.jpg)
![シトロエン・アミ_モナコGP_横転_SNS](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_R_DMA-2023-07-26-21.jpg)
Fiat Topolino
![フィアット・トッポリーノ_EV](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_DMA-HP_FiatTopolino.jpg)
KG Motors Minimum Mobility
![一人乗りの超小型EV_ミニマムモビリティ_広島_KGモーターズ](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_R_DMA-Flyer_KGEV_F.jpg)
GLM MiMoS
![GLM MiMoS_マイクロモビリティ_京都](https://img.webuomo.jp/article/parts/image/archive/335311/2023_10_DMA-2302_GLM_A0084.jpg)
神保匠吾
1982年福岡県生まれ。オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU」ディレクター。学生時代に乗っていたBMW初代3シリーズ(E21)を電動化し、EVライフを実践中。詳しくはhttps://drivethru.jpへ。
文化系男子は電気自動車の夢を見るか?
Text: Shogo Jimbo