カーボンニュートラルな環境意識の高まりとともに続々と誕生しているEV。もはや次にクルマを買うならEVしかない? 今回は、ポルシェ初のフル電動スポーツカー「タイカン」とテスラ「モデルY」、対照的な2台のオーナーにリアルなEVライフについて聞いた。
Vol.19
最新モデルと過ごすEVライフとは?
PORSCHE Taycan
近頃巷では、EVとの日常を楽しむ人を以前よりも多く見かけるように。ちょっと先の未来、ではなく、現実としてEVはわれわれの生活に溶け込みつつあります。今回はそんな背景も踏まえて、対照的な2台のEVとオーナーに登場いただきました。お二人ともEVにまつわるビジネスを展開する業界人ではあるものの、ユーザー目線のお話は参考になります。
「EVを買ったというよりあくまでポルシェを買ったという感覚です。ポルシェの走りはEVになっても健在でした」
強烈な加速性能とは裏腹に静粛性が高く、タイプCの充電ポートを備えた車内ではPC作業も快適にできるとあって、クルマの充電待ちの間にzoom会議をするなどモバイルオフィスも兼ねている。
TESLA Model Y
一方、テスラ「モデルY」に乗る前園修蔵さんは、以前はアップルのカスタマーサービスに勤務していたこともあってIT機器のケアはお手のもの。ほぼ月イチで行われるファームウェアのアップデートが楽しみでならないという。
EVライフを満喫する二人から挙がった課題は、充電のインフラ問題。急速充電のチャージステーションは年々増えているものの、同時に利用台数も増えているため、地方など場所によってはまだ十分供給が行き届いていないところもある。
神保匠吾
1982年福岡県生まれ。オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU」ディレクター。学生時代に乗っていたBMW初代3シリーズ(E21)を電動化し、EVライフを実践中。詳しくはhttps://drivethru.jpへ。
文化系男子は電気自動車の夢を見るか?
Text: Shogo Jimbo