新車市場では排ガス規制で50ccが縮小傾向にある一方、110㏄や125㏄は、取り回しのよさや維持費の負担が少ないこともあって人気を得ている。小型二輪は高速・有料道路こそ走れないが、街乗りやちょっとした遠出用なら関係なし。あらためてスモールバイクの利点をおさらいしつつ、注目したい125㏄モデルをピックアップ!

125㏄以下がオススメの理由
・車検が要らない!
・AT小型限定普通二輪免許なら2日で取得可能 ※
・年間の軽自動車税は90㏄までは2000円、91~125㏄は2400円
・月極駐車場は東京都23区内でも6000〜1万5000円(編集部調べ)
※ 土・日曜での取得も可能

PEUGEOTDjango EVO
125周年を迎えるプジョーモトシクルからは、今年夏頃に125㏄の「ジャンゴEVO」が発売予定。レトロさが人気の「ジャンゴ125」の後を継ぐ、洗練されたデザインが特徴(価格未定)。

HondaCT125・HUNTER CUB
「CT125」は、ハンターカブと呼ばれた「C110」を現代の視点と技術で再構築したモデル。大型のリアキャリアやダートタイヤなど、キャンプでも頼りになるバイクだ。¥440,000

VespaPrimavera 125 ABS
おしゃれなスモールバイクといえばベスパ。往年の可憐さが残る「プリマベーラ」は、自動遠心クラッチのためAT小型二輪限定免許で乗れる。前輪にABSが備わり安全性も高い。¥517,000

HondaMonkey125
2018年、多くの人に愛された「モンキー」が125㏄になって復刻。小ぶりな車体と5速マニュアルの組み合わせで走りを楽しめる。社外カスタムパーツも多く、奥深い。¥440,000

KawasakiZ125 PRO
カワサキのタイ工場で製造されるネイキッドタイプの「Z125 PRO」は、スポーティな足回りと高回転エンジンを搭載。現在は国内での新車の納入がないため、中古で狙ってみよう。
Photos:Kosuke Tamura