クルマがあれば、休みの日はどこかへ出かけたくなる。家族で乗ればさながら動く家になるし、時には独り占めするのもいい。みんなで愛情と感謝をもって接すれば、クルマはもっと応えてくれるはず。そして次第に、ファミリーカーは家族にとってかけがえのない存在になる。そんな家族とクルマ10組の週末をのぞいてみた。
Range Rover Velar|鈴木真悟さん/19SOディレクター
端正だけどタフで機能的
趣味のサーフィンに寄り添うクルマ
サーフィンが20年来の趣味である鈴木さんにとってレンジローバーVelarはまさに理想的な一台だ。「サーフボードはもちろん、仕事で大量の洋服を運んだり、家族で出かけるときは子どものベビーカーを積んだり、とにかく荷物がどれだけ入るかがクルマを選ぶ際の重要なポイントでした。SUVをいろいろと検討していたのですが、サイズが大きいと乗り心地の面で揺れなどが気になることも多く。Velarに試乗したとき、クルマ酔いしやすい妻の“ほぼ揺れが気にならない”というひと言が決め手になりました。あとは、サイズ感が絶妙。機械式駐車場に入るギリギリのサイズと重量だから、都内でも使いやすい。一方でビジュアルは端正ながら、例えばラゲッジシートがもともと防水だったり、アクティブ仕様な面も結構あって。今日みたいに雨の海に行くときだって、ガシガシ使えるところが気に入っています。街にも海にも馴染むバランス感がちょうどいいんです。サーフィンは月に一回は行きたいな、というペースで継続中。友人が購入したマンションを拠点に使わせてもらい、海に入ったあとは部屋に戻ってたまたま集まった仲間たちとコーヒーを飲んだり、日々の喧騒からエスケープできる時間ですね。波がいいスポットとなると郊外が多くなりますが、長距離の運転も苦にならない乗り心地はすごくありがたい。仕事も家族も趣味も請け負ってくれるクルマです」。
購入年:2021年
購入後の走行距離:新車で購入し、現在1.9万キロ
お気に入りのポイント:サーフボードもベビーカーも余裕で積める広大なラゲッジスペース
ほかの目的での使い方:休日は家族で公園やコストコへ
アクティブに使っても汚れが気にならない、グレーのボディも気に入っているポイント。
友人のマンションの駐車場を抜ければ目の前は絶好のサーフィンスポット。
今日は部屋の持ち主である石野さんと海へ。防水シートが装備されているラゲッジルームは雨の中の準備でも心強い。
部屋に戻り石野さんの愛猫・ウギと過ごす時間も至福。リノベーションの際、鈴木さんは壁塗りなどを手伝ったのもいい思い出。石野さんを中心にサーフィン好きたちが集まる心地よい空間だ。