01:Subaru Levorg Layback|松岡良平さん/アパレル関係
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
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「父のグレーのクルマ」は週末を冒険に変える
スバルの人気車種、レヴォーグをベースにクロスオーバー化し、2023年にデビューしたレヴォーグ レイバック。スポーティなルックスと悪路走破性、そして先進技術を搭載した高い安全性が持ち味だ。アパレル関連の企業に勤める松岡さんは、都会的なグレーのカラーリングに惹かれて新車でオーダーした。
「仕事でスバルの本社ビルに通う機会があって、アステロイドグレーのレイバックが展示されていたんです。当時乗っていたルノー・カングーに似た色味だったからか、前を通るたびに気になってしまって。『グレーはパパのクルマ!』と子どもたちから親しまれていたカングーでしたが、このレイバックならばまた気に入ってもらえそうだと思ったんです。そうして新たにクルマを購入する意思が固まりました」
02:Mercedes-Benz G320|大木将太朗さん/インテリア会社経営
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ちょっと昔のGクラスが、自然も都会もちょうどいい
近年、人気が高まるラグジュアリーSUVの筆頭として知られ、都内で見かける機会も多いメルセデス・ベンツGクラス。店舗の内装デザインの会社を経営する大木さんが選んだのは、2000年式のW463型。電子制御の5速ATが搭載される前の前期型最終モデルだ。
「幼少期からミニカーを集めるようになって、10代ではバイクにハマり、普通自動車免許を取得してからはクルマにどっぷりの人生です。22歳で手に入れたBMC時代のミニ、30代で購入した1959年式のオースティン・ヒーレー スプライトを今も大事に所有しています。どちらも小さく古いクルマで、妻も気に入ってくれていますが、家族が増えることになって大きなクルマも必要に。ランドローバー・ディフェンダーと迷いましたが、W124やW126を彷彿とさせる往年のメルセデスらしい内装が決め手となり、一人目の娘が生まれる前日にこのGクラスを購入しました」
03:Mercedes-Benz GLC 250 & Peugeot 208 GT Line|小澤匡行さん/エディター
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
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ラクさと楽しさを天秤にかけて
たどり着いた2台との生活
本誌スニーカー連載でお馴染みの小澤さんは、5年前からメルセデス・ベンツのGLC 250に乗っている。さらに2年前にはプジョー208のGT Lineを迎え、忙しい日々の中で2台の性格の違いを楽しんでいる。
「以前はBMW5シリーズ(E39型)に乗っていました。次はレガシィのアウトバックが欲しかったけど、お目当てのいい中古が見つからず、帰りに向かいのメルセデスのディーラーに寄ったらGLCをおすすめされたんです」
04:Mitsubishi Outlander PHEV|馬場 輝さん/デザイナー
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愛犬と、自転車と。気づけば8年で10万キロ
もとより馬場さんは、自転車競技(シクロクロス)に出場するほど根っからの乗り物好き。そうした機会に長距離を安心して移動できる相棒として、2016年にアウトランダーを選んだ。
「2015年式の3500㎞の個体を買いました。それが今は10万㎞を超えてるんだから乗ってますよね。その前は妻とアウディTTに乗っていましたが、さすがに小さすぎて(笑)。若い頃に三菱のディーラーでメカニックを務めていた経験からアウトランダーを視野に入れたんです。当時はまだプラグインハイブリッドって珍しかったけど、クオリティは高いですよ。バッテリーは保証で新品に替えていて、今も長距離をモーターとエンジンの力で難なく走ります」
05:Mercedes-Benz 190E|片貝 俊さん/スタイリスト
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あきらめきれず、3年越しの思いで
“小ベンツ”を家族のクルマに
スタイリストは大量の衣類を運ぶ。ゆえに新旧を問わず、SUVやステーションワゴン派が多く、ファミリーカーとしても便利だ。だが、片貝さんは「クルマは小さいほうが自分に合う」とこだわってきた。そんな彼が数年前から惹かれていたのが、バブル期に一世を風靡したメルセデス・ベンツのコンパクトセダン「190E(W201)」。3年前のUOMOでは一緒に専門店も取材した。が…。
「やっぱり故障が心配で、フォルクスワーゲンのゴルフⅣを買いました。でもやっぱりあきらめきれなかった」
06:Citroën Berlingo|小林隼士さん/会社員
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シトロエンの個性派ミニバンは
父の草野球にも大活躍
UOMOのファッションページにもたびたび登場する小林さんは、家族が増えたことをきっかけに、人生で初めてクルマの購入に踏みきった。
「東京で暮らしていると移動にこれといった不自由はなく、クルマの必要性を特に感じていませんでした。しかし、結婚して子どもが生まれてからは、電車やバスでの移動はてんやわんや(笑)。そんな慌ただしい日々の中、妻のお腹に第二子が宿りました。慌ただしい週末の移動にもう一人家族が増えると考えたとき、いよいよクルマの購入が現実味を帯びてきました」
07:Mercedes-Benz E300|長嶋太陽さん/エディター
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信頼性ファーストで選んだ
暮らしにフィットするワゴン
「以前は1998年式のボルボ・940エステートに乗っていました。故障は少ないと聞いていたのですが、実際は一年の半分は修理に出ていて…」と苦笑いで語る長嶋さんが、次の愛車に選んだのはメルセデス・ベンツのEクラスワゴン(2007年式、S211)だ。
「ボルボに手を焼いたのも、振り返ってみればいい思い出。昨年子どもが生まれたこともあり、次に乗るクルマは信頼性の高さを第一に決めました。かっちりと造られていて、乗り味はコンフォタブル。妻と子を乗せる愛車として最良の選択ができた気がします」
08:Range Rover Velar|鈴木真悟さん/19SOディレクター
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端正だけどタフで機能的
趣味のサーフィンに寄り添うクルマ
サーフィンが20年来の趣味である鈴木さんにとってレンジローバーVelarはまさに理想的な一台だ。
「サーフボードはもちろん、仕事で大量の洋服を運んだり、家族で出かけるときは子どものベビーカーを積んだり、とにかく荷物がどれだけ入るかがクルマを選ぶ際の重要なポイントでした。SUVをいろいろと検討していたのですが、サイズが大きいと乗り心地の面で揺れなどが気になることも多く。Velarに試乗したとき、クルマ酔いしやすい妻の“ほぼ揺れが気にならない”というひと言が決め手になりました。あとは、サイズ感が絶妙。機械式駐車場に入るギリギリのサイズと重量だから、都内でも使いやすい。一方でビジュアルは端正ながら、例えばラゲッジシートがもともと防水だったり、アクティブ仕様な面も結構あって。今日みたいに雨の海に行くときだって、ガシガシ使えるところが気に入っています。街にも海にも馴染むバランス感がちょうどいいんです。サーフィンは月に一回は行きたいな、というペースで継続中。友人が購入したマンションを拠点に使わせてもらい、海に入ったあとは部屋に戻ってたまたま集まった仲間たちとコーヒーを飲んだり、日々の喧騒からエスケープできる時間ですね。波がいいスポットとなると郊外が多くなりますが、長距離の運転も苦にならない乗り心地はすごくありがたい。仕事も家族も趣味も請け負ってくれるクルマです」。
09:Ford Escape|実 豪介さん/G☆P COFFEE ROSTER 店主
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ミドルサイズながらも随所に
アメ車感がちりばめられた相棒
初台と湘南でコーヒーロースターを営む実さんは焙煎作業やイベントの合間を縫って、川釣りから船釣り、時には海外にまで足を運ぶほどの無類の釣り好き。そんなアクティブな生活を支えるのは2005年式製のフォード「エスケープ」だ。
「この時代のエスケープはマツダのトリビュートと兄弟グルマで、本当に丈夫に造られている。パーツが日本にもあるから修理もしやすいんです。そこまで大きくなく、小回りがきくから都内でも難なく乗れます。趣味の釣りでは山道や悪路を走ることも多いですが、ミドルサイズなので細い道も問題なく進めて、気楽に乗れるのも大事なポイント。荷物は十分に入るので、仕事でも趣味でも活躍してくれています。キーを回すとアンテナがフロントサイドに出てきたり、リアゲートの窓だけを開けることができたり、所々にアメ車感がちりばめられているところも気に入っています。コロンとした顔が愛くるしいですね。たまに友人の子どもたちも含めてゆったりと“ファミリーフィッシング”をすることもあって。そういう大人数で行く釣りのシーンでもエスケープは重宝。のんびりした空気の中で飲むコーヒーは冗談抜きで世界一おいしいんですよ」
10:Jaguar E-PACE & Lotus Exige S|五十嵐裕基さん/LECTEUR 代表
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家族も自分も満たしてくれる、2台の英国車
ジャガー・Eペイスに乗る五十嵐さんは、広尾や神戸で紳士服のオーダーサロン「レクトゥール」を経営する。多忙な日々において、長男のサッカー観戦はつかの間の安らぎ。週末の多摩川河川敷にはたくさんの家族連れの姿がある。サッカーや草野球の応援や送迎に来る親は結構多い。
群雄割拠なコンパクトSUV市場だが、五十嵐さんはEペイスのスポーティな性格に惹かれた。
「全長が短くキュッとしていますが、実は全長と全幅の比率がFタイプ(2ドアスポーツカー)と一緒なんです。キビキビとした英国車のスポーティさを感じられて楽しい。子どもは3人いますが、幼いうちは荷物をうまくまとめれば一台で旅行にも行けます」