カーボンニュートラルな環境意識の高まりとともに続々と誕生しているEV。もはや次にクルマを買うならEVしかない? 今回は、“ワーゲンバス”の進化版「ID.Buzz」について。
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Vol.18
ついに次世代のワーゲンバスがやってくる!
Volkswagen ID. Buzz
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そもそもワーゲンバスとは、フォルクスワーゲン(VW)が1950年代に発売した商用バン「タイプ2」のこと。今でいうミニバンの先駆けとして、働くクルマやキャンピングカーなど、多くのシーンで活躍した紛れもない名車だ。過去にもリバイバルを謳ったコンセプトカーは何度か登場しているが、発売に至ったケースはなかった。
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2017年に東京モーターショーで見かけたID.Buzzのコンセプトカーも、てっきりそのたぐいかと思っていた。しかしその予想はうれしくも外れ、同社のEVライン「ID.ファミリー」の一員となって登場。欧州では昨年よりデリバリーが始まっているが、さすがに日本での発売は難しいだろう、とあまり期待していなかった。けれどその予想は見事に裏切られ、日本発売が約束されているのは感動ものです。
日本発売は2024年末以降と少し先ですが、VWジャパン有する車両が公道に舞い降りた姿を「目撃」! 日本のナンバープレートがついた姿は、やはりリアリティが違います。既存のミニバン勢の中でも、かなう相手はいないんじゃないでしょうか。こうなったら発売まで貯金するしかない!
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神保匠吾
1982年福岡県生まれ。オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU」ディレクター。学生時代に乗っていたBMW初代3シリーズ(E21)を電動化し、EVライフを実践中。詳しくはhttps://drivethru.jpへ。
文化系男子は電気自動車の夢を見るか?
Illustration: Tabito Sugiyama
Text: Shogo Jimbo
Text: Shogo Jimbo