カーボンニュートラルな環境意識の高まりとともに続々と誕生しているEV。もはや次にクルマを買うならEVしかない?
Vol.12
ついにテスラからコンパクトSUVあらわる!
TESLA Model Y
ウソのような話だが、テスラの車種は「モデルS」「モデル3」「モデルX」の順に並べると「SEX」になるようにできている(3はEとして読む)。イーロン・マスクの規格外の冗談には驚きだが、このたび新たに「モデルY」が上陸したことで、日本市場は「SEXY」に。これでひと安心!?
…というのはさておき、待望のミッドサイズSUVであるモデルYは、海外では売り上げが絶好調。東京でもセダンのモデル3の人気を見る限り、その派生モデルが売れないわけがない。価格も比較的求めやすく、要注目の一台でしょう。
モデルYは、モデル3のプラットフォームをベースに、ステアリングと中央のタッチスクリーンだけの超ミニマルな内装や、オートパイロットなどの運転支援技術に加え、居住性やトランク容量などの使い勝手が向上しているのが魅力。今回、撮影のために国内登録を終えたばかりの車両を試乗したが、初めて公道で目にするクルマにもかかわらず、あまりに街に溶け込んでいることに驚かされた。
そして、これこそがテスラのデザイン戦略であると推察。モデルYに限らず、テスラは既存のどのクルマをも想起させない、シンプルかつアノニマスなデザインを貫く。これは、既存のメーカーのようにモデルチェンジを前提としたスタイリングではなく、搭載されるファームウェアをアップデートすることで進化することに重きを置き、何年乗っても飽きがこないデザインを考えているからでしょう。
人気のSUVをテスラで。都心で当たり前のように目にする日は近い!?
神保匠吾
1982年福岡県生まれ。オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU」ディレクター。学生時代に乗っていたBMW初代3シリーズ(E21)を電動化し、EVライフを実践中。詳しくはhttps://drivethru.jpへ。
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Text: Shogo Jimbo