Jeep Avenger
コンパクトだけどタフ。
ジープのEVが登場!
ジープだからでしょうか。ちょっと都内をドライブするつもりが、気づいたら鎌倉までやってきてしまいました。特に海が見たかったわけでもないのに…。やはりこの顔つきで待ち構えられると、つい遠くに出かけたくなってしまう。ジープ初のEV「アベンジャー」は、そんなクルマです。
ジープらしいタフな見た目でありながら、コンパクトでタウンユース向き。シックなグラナイトメタリックを選べば、どんな生活シーンにも馴染んでくれます。また、路面状況に合わせてモーターを制御する走行モード機能「セレクテレインシステム」を装備することで、前輪駆動ながら本格的なオフロードモデルに負けず劣らずの走破性を実現。頼りになる存在です。
今やジープはステランティスの一員として、ヨーロッパのフィアットやプジョーとグループ企業になっているため、アベンジャーにも共通のEVプラットフォームが採用されています。ゆえに、生粋のコンパクトカーの小気味よさも感じられるのです。
その限られた大きさの中で、ジープらしさを伝えるデザインの工夫がなされています。例えば武骨な7スロットグリルは、ブランドアイデンティティを感じさせる独特な面構えを演出しており、駐車場でもひと目でジープと認識できます。
気になる航続距離は486㎞と申し分なし。静かなジープなら波の音もよく聞こえるし、気がついたらリフレッシュした気持ちになって、また空いた時間でどこかへドライブしに行ってしまいそう…。このクルマに乗ると、つい冒険したくなってしまうのかもしれません。
ジープブランドのDNAともいえる7スロットグリルを中央に、直線基調な左右のヘッドライトがコンパクトSUVと思えぬ存在感を放つ。
運転支援機能も充実しており、ステアリングホイールのスイッチから設定可能。10.25インチ大型タッチパネルは、もちろんApple CarPlay対応。Bluetoothをつなげば一瞬でマイカーになる。車両価格は580万円から。
オンラインモーターマガジン「DRIVETHRU」ディレクター。初代BMW3シリーズをEV化し、移動式充電機《Mobile SS》を考案、その普及に奮闘中。詳しくはhttps://drivethru.jp