合理的なパッケージングと親しみやすいデザインで、多くの人を虜にしてきたフォルクスワーゲン。その中でも特にコンパクトで扱いやすい「ポロ」とSUVの「Tクロス」が人気を集めている。ライフスタイルにこだわる二人の文化系男子が乗り比べた印象は!?
Volkswagen Polo R-Line
タッチパネルのエアコンで運転中の操作性も向上!
「最新のデザインや機能が好きで、タッチ式のエアコンには惹かれます。一方で従来のスイッチ類も残っているのもいい! 各アイコンがどんな機能を意味するかを考えるのが好きなんです。自分が作る機能服のタグにも、クルマや電車など着用シーンを想定した乗り物のアイコンをあしらっています」(松坂さん)
「Tクロスと比べると座面が斜めに下がっていて、これがホールド感アップにつながっている気がします。妻や子供を車内で待つときも、このシートとヘッドレストの柔らかさならストレスを感じずにいられます」(柿本さん)
Poloを試乗してみて…
この上質さと安定感、兄貴分のゴルフに肉薄!?
シャープなボディラインと都会的なグレーが好印象。車内は184cmの僕でも窮屈に感じません。高速では安定した走りに加えてトラベルアシストを体感。ボタンを押すだけで前との車間を一定に保ってくれたり、車線をはみ出さないよう補助してくれるなど、とにかく楽で安心! 長距離でも使ってみたいです。
軽やかな走りとコンフォタブルなシートに感動
走りはじめてすぐに、乗りやすいクルマだと感じました。コーナリングがとても軽やかで、狭い道もストレスがかかりにくい。加えて車幅が狭いこともあり、初めて乗るクルマとは思えない親しみをもって運転できます。シートも素晴らしく疲れ知らずでした。
Volkswagen T-Cross R-Line
Tクロス、ポロともに新世代のデジタルコクピットと 9.2インチのモニターを標準装備!
「一面がモニター化したような最新装備は正直疲れますが、Tクロスもポロもメーターとモニターが独立したまま進化していて使いやすい。メーター部分がマップに切り替えられるのは、視線を動かす必要がないので嬉しいです」(柿本さん)
同社純正のインフォテインメントシステム“Discover Pro”がインストールされており、通話や音楽はもちろん、車両情報なども管理できる。
T-Crossを試乗してみて…
街中からアウトドアまで幅広く使えそう
目線が高いので、混雑した街中でも安心して運転できました。特に低速時はハンドルが軽すぎず、適度に接地感があって「運転してる!」という実感が得られてよかった。SUVらしくガンガン使い込む感覚で乗りたくなりますね。そしてこのリーフブルーメタリックという鮮やかな色も、キャラクターとマッチしていると思います。
コンパクトSUVとは思えない重厚感
ポロと比べて、Tクロスの方が低速では走り味に重厚感がありました。天井が高くて開放的なのがいいですね。また小さな子供がいると外出時に荷物が増えますし、休日はサーフィンを十数年続けているので、ショートボードまでカバーしてくれる積載力は頼もしいです!
総評 2台を乗り比べてみてわかったことは?
アクティブに使うならコンパクトSUVのTクロス
両車ともにワーゲンらしい気取らず可愛げのある姿にとても好感が持てました! ポロの軽さやデザインは好きですが、子供ができたときの旅行やキャンプで使うことなどを考えると、Tクロスのユーティリティ性の高さはアドバンテージですね。
ポロ=セカンドカーという選択肢もアリ!
鎌倉近郊の狭い道を難なく走るのに、コンパクトカーはやっぱり便利に感じました。ほぼ同サイズのTクロスは積載力も含め魅力的ですが、普段は中型のSUVに乗っていることもあり、妻のセカンドカーとしてもポロは理想的だと思いますね。
フォルクスワーゲン
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