1980-90年代を中心とした味のあるネオクラ車が注目を集める中、おしゃれな大人が選んだのはスポーツタイプのクラシックSUV。正直手はかかるけど、それもまた魅力のうち。こだわりのカスタムやリアルな乗り心地など、3人のオーナーが自慢の愛車について語ってくれました。
「レンジローバー・バンデンプラ」乗るだけで気分があがる。しかし一筋縄ではいかない
「デリカはすごくいいクルマだったんですが、優等生すぎてテンションがあがらなくて。仕事柄、自分のクルマで動くことが多いので、次は乗っているだけで気分をあげてくれるようなクルマを選びたいと思ったんです」
「1年で5回修理に出して、レッカーも二度経験しました。7歳の息子は気に入ったようですが、わが家はこれ一台なので妻はデリカが懐かしいと(笑)」
ずっと乗りたかった「ランドクルーザー70 ZX」は家族のような存在
「同じランクルでも初代プラドなら比較的探しやすかったのですが、僕はこの年代のランクルが積む1HZというエンジンに憧れがありました。4200ccのディーゼルでターボはないけれど、とにかくタフ。独特な音も好きなんです」
また、竹中さんはランクルに乗るなら絶対に白と決めていた。しかし程度が良くて色も自分好みの中古車は見つからない。そこでグリーンの70をオールペンすることに。最終的にクルマを探し始めてから納車まで1年半ほどかかったという。
「まだ子供は小さいですが、これからクルマも家族の一員として思い出をたくさんつくっていけたらと思っています」
ずっと欲しかったゲレンデヴァーゲン「メルセデス・ベンツ230GE」
「ショートボディの230GEを探していたんですが、アーベントイヤーという日本で50台の限定モデルだったんです。現存するのは数台らしくて、これだー! って感じです」
「信号待ちで、なんか周りが騒がしいなぁと思っていたら、えっ!? 俺のクルマから出ている煙だ、って気づいたり、あまりの振動にビビったり。うちの嫁さんはこんなのゲレンデじゃないと言いましたね。古くて、窓も手でぐるぐる回す手動式だったので(笑)。すごく遅くてスピードを出すとノイズもすごいから100km/h以上は出したことがないし、最高に遠出をしたのも御殿場までです。あとエアコンからえらい音が出るので、風量はダイヤルの2までと決めて、3以上は使っていません(笑)」
「僕のデザインするパンツもそうなんですけど、必要な要素だけのスタイルが好きで、飾ったり盛るのは好きじゃない。このゲレンデも道具っぽくて装飾的な要素がありません。代わりのクルマがないから、できるだけ長く乗りたいですね」
おしゃれな大人が乗るネオクラシックなクルマ