オーナーが語る、「ネオクラ車をあきらめなくてよかった」。
レンジローバー・バンデンプラ 1994年式
利便性より好きなモノと暮らしたいか。覚悟があれば乗り越えられる。
乗るだけで気分があがる。しかし一筋縄ではいかない
松川 総さん(40歳)/スタイリスト
松川さんが初代レンジローバーを手に入れたのは、約1年前。それまでは、三菱・デリカD:5に乗っていた。
「デリカはすごくいいクルマだったんですが、優等生すぎてテンションがあがらなくて。仕事柄、自分のクルマで動くことが多いので、次は乗っているだけで気分をあげてくれるようなクルマを選びたいと思ったんです」
専門店から買ったレンジローバーは、クルーザーのような乗り心地といい、品格漂うインテリアといい、期待どおりに気分をあげてくれた。しかし…。
「1年で5回修理に出して、レッカーも二度経験しました。7歳の息子は気に入ったようですが、わが家はこれ一台なので妻はデリカが懐かしいと(笑)」
いま悩んでいるのは、夏に熱害を受けたエンジンからの異音で、オーバーホールの見積もりは150万円。レンジと過ごす充実した時間と、150万円を天秤にかけ、悩む日が続いている。
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Photos:Kosuke Tamura
Text:Takeshi Sato
Text:Takeshi Sato