2021.09.03
最終更新日:2024.03.07

ディフェンダーにショートボディの「90」が登場。その「短さ」は「長所」になるのか?

SUV

約70年ぶりにモデルチェンジを果たしたランドローバー ディフェンダー。2019年の発売以来ロングボディの110は人気を博しているが、今回ショートボディの90が新たに追加された。ボディが短くなったぶん都内での取り回しの良さは期待されるが、いっぽう室内空間の快適さも気になる。ショートサイズのメリット、デメリットを探る。

ディフェンダーにショートボディの「90」の画像_1
ディフェンダーにショートボディの「90」の画像_2
2021年4月、日本に上陸したディフェンダー90。既存の110と比べて、車幅1995mm・車高1970mmは変わらないものの、全長は4510mmに。110の4945mmからマイナス435mmとかなり短くなった。その結果、街乗りでの取り回しの良さは飛躍的に向上。街だけではなく、ショートホイールベース化は段差の乗り越えなど悪路走破性にも威力を発揮する。
ディフェンダーにショートボディの「90」の画像_5
後部座席はスペースだけでなく装備の面でも快適性に配慮。ディフェンダーは、USB充電ポートを後部座席にも設置。センターコンソール背部のポートも含めると合計で4つのポートがあり、複数のデバイスの充電に対応する。

※ドライとウェットで数値は異なります。本記事はウェットで比較。

ディフェンダーにショートボディの「90」の画像_10
全長が短くなったとはいえまだまだ存在感のあるサイズ。駐車に際しては大きな車体を操る必要がある。360°パーキングエイドは車外でカメラマンが撮影したような画像をモニタで確認でき、幅の狭い道や窮屈な駐車場で抜群の効果を発揮。この機能のおかげもあり、パーキングについては110と比べても遥かに扱いやすい。


タフな見た目と先進技術はそのままに、実用に十分なスペースと扱いやすさを確保。ある意味「いいとこ取り」なディフェンダーがこの90だ。ディーゼルモデルが追加された110同様、ディフェンダー90の動向からも今後は目が離せない。


ジャガー・ランドローバー/ランドローバーコール
TEL: 0120-18-5568

Photos:Kosuke Ichikawa

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