人気のコンパクトカー、フィアット500をベースに、スポーティにチューンアップしたアバルト595シリーズ。ハイスペックな走りだけでなく、その小さなボディにはクルマに乗る楽しさが詰まっている。都会で真価を発揮するアバルトの魅力をデザイナー相澤陽介が体験した。
快適に移動できて、走りの楽しさも味わえる。 クセになるクルマですね。
1949年にイタリアのトリノでカルロ・アバルトによって設立されたアバルト。サソリのエンブレムを冠した、スポーツマインドあふれるそのクルマは、スピードとエンジニアリングを愛する人々の熱狂的な支持を集めてきた。
「ラリーが好きなので、アバルトのあのサソリのエンブレムはやはり特別というか、すごく印象に残っています」
そう語る相澤陽介さんは、以前セカンドカーとしてフィアット500の購入を検討したことがあったという。今回試乗したのは、その500をベースにしたアバルト595シリーズの中でも、ホットな走りと移動の快適性を高いレベルで両立し、シリーズ唯一のカブリオレモデルでもある595C ツーリズモ。早速乗り込み、キーを回すと、野太いエンジン音が鳴り響く。
「いかにも走りそうな音ですよね。実際にドライブしてみると、トルクがあって力強いので、小さいクルマに乗っている感じはまったくなく、むしろもっと大きなクルマに乗っているような感覚がある。あと、加速がすごくいいですね。街中だとそんなにスピードを出すことはないですけど、アクセルを踏むと鋭く加速していって、ぐいぐいと伸びていきます」
走りはキビキビして軽快なのに、極端なスポーツモデルにしていないため、とにかく扱いやすいと相澤さん。
「今回は街乗りだけでしたが、質感の高い車内空間は快適で、乗っていて疲れないから、ロングドライブも苦にならなさそう。現代のクルマはほとんどがラクなほうへと向かっていますが、コンパクトなボディに力強いパワートレーンを積み込んだこのアバルトは、移動の快適性をけっして損なわずに走りをコントロールする楽しさもたっぷりと味わえる。一度乗るとわかりますが、これはクセになるクルマですね」
1977年生まれ。多摩美術大学染織科卒業。2006年にホワイトマウンテニアリングをスタート。’17年よりハンティングワールドのクリエイティブディレクターに就任。そのほかに、金沢美術工芸大学の非常勤講師も務める。
ABARTH 595C TURISMO
エントリーモデルの595、パフォーマンスとエレガンスを両立した595 ツーリズモ、よりアグレッシブに走りを追求した595 コンペティツィオーネ。3つのグレードがある中で、595C ツーリズモは唯一のカブリオレでもある。直列4気筒1.4ℓインタークーラー付きターボエンジンを搭載し、ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッションが組み合わされる。¥3,560,185〜/アバルト
www.abarth.jp
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Movie:Toshihiko Egi[remocon]
Text:Masayuki Sawada