「前より薄い?」「最近ニオう?」そんな髪や頭皮の悩みを抱えている皆さん、見て見ぬふりをしていないだろうか。UOMO読者へのリアルなアンケートからも判明したおじさんの髪と頭皮の悩みに対して基本ケアと重点ケアをレクチャー。毎日の習慣化を目指そう!
つまり・汚れをきちんと洗い落とす!
Q1つまり・汚れはなぜいけない?
汗や皮脂などの汚れがつまった状態をそのままにしておくと、酸化して過酸化脂質が発生する。髪の成長を阻害するリスクが高いためそのままにしておくのはよくない。ターンオーバーを乱れさせ、抜け毛、薄毛、白髪の原因になる可能性が大きいのだ。また、頭皮に付着した整髪料も油分が多いとつまりや汚れとなりうる。整髪料の選び方にスタイリング、落とす際にも注意を払うことが大切だ。
超重要! 汚れの8割は予洗いで落ちる
シャンプー前に濡らしているのは“髪”だけになっていないだろうか? 予洗いは“頭皮”までしっかりと。このステップを踏むだけで、頭皮についた余分な皮脂や汚れは8割落とせ、シャンプーの泡立ちも劇的に変化する!
POINT 1設定温度は38度前後。40度は熱すぎる
皮脂は、皮膚のバリア機能も担っているため熱すぎるお湯やシャワーはNG。38度前後で2〜3分を目安に予洗いを。
POINT 2流すよりも“ため洗い”を意識せよ!
シャワーで上から流すだけでは頭皮は洗えていない可能性が高い。手のひらに湯をため、その湯を頭皮にかけながら洗うイメージ。
POINT 3特に頭頂部〜後頭部〜襟足を意識
手が届きにくい頭の後ろ側は入念に。最も死角になりやすい襟足は、個人差はあれど毛が多くムレやすい部分なので手をかけて。
整髪料は落としやすさで選ぶ!
ABrand / アリミノ メンProduct / フリーズキープ グリース
パリッとすることなくハードなセットができるグリース。程よいツヤがあり、清潔感を感じられるスタイリングが可能。シトラス・ムスクの香りで気になるニオイをカモフラージュしてくれる。100g ¥2,200/アリミノ
BBrand / オーセンティック ビューティ コンセプトProduct / ソフト ポマード
軽やかなウェット感があり、束感のあるスタイリングに。ジェル状に近いがコントロールしやすく、好みのヘアが自在につくれるミディアムポマード。9月14日発売。89g ¥3,300/ヘンケルコンシューマーブランド
CBrand / ノティオ フューストProduct / モイスト フォーム
トリートメントベースのフォームで、ウェーブヘアにうってつけ。トゥーマッチで重めセット力ではなく、ナチュラルで揺れるようなウェーブが完成。スタイリングしながら保湿ケアも同時に。200g ¥1,870/リアル化学
絶対ダメ! 整髪料のNG
×ハードスプレーを近距離から噴霧
ハードスプレーを頭皮近くで吹きつけるのは、毛穴に“スプレーのり”をつめているようなもの。スタイル維持も大事だが頭皮環境のためには避けて。
×髪の根元からハードに塗布
整髪料は中間〜毛先への塗布が鉄則。根元にも塗布すると、おのずと頭皮にもつきやすくなり、洗い残しで毛穴や頭皮の環境悪化につながりかねない。
×固まった髪を無理やりコーミング
硬めのグリースでヘアスタイリングをしている場合、髪が固まってしまうことが。そのまま無理にコーミングすると髪も頭皮も引っ張られるので、軽く濡らしてから行うのがおすすめ。
Shinsuke Sato(Still)
Hair&Make-up:Kosuke Hirose
Stylist:Shun Katakai
Model:Takumi Nishimura
Text:Mariko Urayasu